年越しの準備
いくら僕でも年越しの準備位はする。僕は神道ではないので、家を掃除するとか門松を飾るとかいうことには縁が無いのだけど、まぁ一人でも少しは楽しめるように、ちょこちょこと作業をするわけである。
今朝は、年越しそばの準備をしていなかったことを思い出して、汁を作っていた。市販の汁が嫌いな僕としては、そばを家で食べる以上、これ位のことはしなければならぬ。
醤油……今回は和歌山の湯浅醤油を使用……100 cc にみりんを大匙2、砂糖……今回はきび糖を使ったが、あればざらめを使うことをお薦めする……を大匙2強加えて、よくかき混ぜながら火に当てて、沸騰直前で止める。これをゆっくり冷ませば(やぶなんかだと一週間以上熟成させるそうだけど)いわゆる「かえし」ができる。ここに、強火で煮立ててとったかつおだし(できれば分厚く削った鰹節を「え、もったいない!」と思うくらい使うと言うことはない)を、かえし:だし = 1 : 3 の割合で加えて、そのままビンにつめて出来上がり。今夜食べるのに、即席で作る分には間に合う(いや、寝かせる時間を確保すればこのままのレシピで店でも出せるのだけど)。
そばは乾麺の十割を毎年使っている。有名で人がおしかける蕎麦屋に限って、持ち帰りのそばは手抜きがちになるし、そもそもそういう意味で愛知県の店自体が信用できないので、僕は決して愛知県では生そばは買わない。まぁこんなことを書いているとグルメかとか言われそうだけど、金がそんなにかかるわけでもないし、皆さんにもぜひこのような年越しそばをお薦めしたい。