To be, or not to be, that is the question.
パリで起こった連続テロに関して、まずは心より哀悼の意を表する。そして、これが連鎖に至らないことを心より祈る。
で、だ。facebook では早速、自分のプロフィールの写真をトリコロールにするオプション、というのが提供された。何人かの僕の知人も早速トリコロールにしている。僕は彼らを批判するつもりはない。しかし、自分のプロフィール写真をトリコロールにする気には、残念ながらなれそうもない。
それは何故か。哀悼の意というのが、そういうテンプレに対応するというアクションで「お手軽に」表明すべきものではない、ということがまずひとつある。何度も言うが、他人のそれを否定する気も、批判する気もない。僕自身の個人的な信条の問題に過ぎないし、それは一般人から見たら、きっと頭の固い考えかもしれない。
そしてもうひとつ。何かにあるアクションを暗に求める、という、この全体主義的な風潮が嫌なのだ。そういう風潮は、反テロよりもむしろテロ側の思想に近いように、僕には思われてならぬ。集団の信条が個の信条に勝って求められる。そしてそれが自己保存の本能を超えて発揮されることが美徳とされる。そういう思想には、僕は断固として反対の立場をとりたいのだ。