To be, or not to be, that is the question.

パリで起こった連続テロに関して、まずは心より哀悼の意を表する。そして、これが連鎖に至らないことを心より祈る。

で、だ。facebook では早速、自分のプロフィールの写真をトリコロールにするオプション、というのが提供された。何人かの僕の知人も早速トリコロールにしている。僕は彼らを批判するつもりはない。しかし、自分のプロフィール写真をトリコロールにする気には、残念ながらなれそうもない。

それは何故か。哀悼の意というのが、そういうテンプレに対応するというアクションで「お手軽に」表明すべきものではない、ということがまずひとつある。何度も言うが、他人のそれを否定する気も、批判する気もない。僕自身の個人的な信条の問題に過ぎないし、それは一般人から見たら、きっと頭の固い考えかもしれない。

そしてもうひとつ。何かにあるアクションを暗に求める、という、この全体主義的な風潮が嫌なのだ。そういう風潮は、反テロよりもむしろテロ側の思想に近いように、僕には思われてならぬ。集団の信条が個の信条に勝って求められる。そしてそれが自己保存の本能を超えて発揮されることが美徳とされる。そういう思想には、僕は断固として反対の立場をとりたいのだ。

2015/11/16(Mon) 11:59:22 | 社会・政治
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T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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