採血
今日は某病院でちょっと検査。半年ぶりに採血する。
この稼業を長くやっていると、半年に一度採血を行うのが当たり前になってしまう。今はまだましだけど、京大の原子炉実験所で実験をやっていたときなどは、あれやこれやで真空採血管を5、6本程採血されていた。こんなに抜かれたら貧血になるんじゃなかろうか、などと冗談を言いながら採血されていたものだ。
で、今日採血を行っていた某看護師、どうも注射器での採血が苦手らしい。いつもシリンジに細いチューブを経由して翼状針を付けて、これで採血するのだ。シリンジの組み立てをしてから、ゴム管を巻いて静脈を浮かせるのだけど、
「……」
「ん、浮きませんか?」
「え?いえいえ、そういうわけじゃないんです」
「では何か?」
「(二つある静脈の)どちらが痛くないかなー、って」
「……ハズレは痛いんですか」
「え?あぁ、いえいえそうじゃないんですよぉ。でもね、皮膚が厚いところだと引き攣れて痛いかなー、って。ですからねそのぉ」
「……品定めされてると余計痛そうなんで、早いところお願いします」
丁寧なのも考えものである。
2010/09/07(Tue) 17:14:27 | 日記