Now, sketching
この2、3年程、曲のスケッチを作るのには専ら打ち込みを使っている。以前はギターで弾き語ったのを録音したり、歌詞に曲のイメージ(コード進行とか、リズムの核になるところとか)を書き添えたりしたものを保存していたのだけど、最近は Cubase を立ち上げてごにょごにょやっていることが圧倒的に多い。
打ち込みと言えば、実は、このところ groove の問題で非常に苦しんでいる。数値でそういうずれを打ち込んで解決するならそれはそれでいいのだけど、実のところ、使っている音源の立ち上がりの問題が非常に大きくて、たとえば僕がドラムでよく使う Addictive Drums で、ハイハットの立ち上がりがどうだからこのグルーヴを出すときにはこれだけ前ノリ、みたいなことをやっていると、煩雑で気が狂いそうになってくる。
こうなってくると、昔の Isley Brothers みたいに、稚拙でもいいから自分でドラムを叩いて……みたいな話になってくるのだけど、ひとりでスタジオに篭ってドラムを録るというのは大変なことで、これはこれで苦痛である(なまじ叩けるだけに始末が悪い)。かと言って、いわゆるループを使う気にもなれそうにないし……困った問題なのである。
まあ、結局は Cubaseを立ち上げて、ちょっとスケッチを進めて、Linux に戻って、気が向いたときにはまた Windows に戻って Cubase を立ち上げ……というのが何度となく続く。こうやって曲ができてくるのだけど、しかしなあ。なんか人生の無駄遣いみたいでねぇ。