Now, sketching

この2、3年程、曲のスケッチを作るのには専ら打ち込みを使っている。以前はギターで弾き語ったのを録音したり、歌詞に曲のイメージ(コード進行とか、リズムの核になるところとか)を書き添えたりしたものを保存していたのだけど、最近は Cubase を立ち上げてごにょごにょやっていることが圧倒的に多い。

打ち込みと言えば、実は、このところ groove の問題で非常に苦しんでいる。数値でそういうずれを打ち込んで解決するならそれはそれでいいのだけど、実のところ、使っている音源の立ち上がりの問題が非常に大きくて、たとえば僕がドラムでよく使う Addictive Drums で、ハイハットの立ち上がりがどうだからこのグルーヴを出すときにはこれだけ前ノリ、みたいなことをやっていると、煩雑で気が狂いそうになってくる。

こうなってくると、昔の Isley Brothers みたいに、稚拙でもいいから自分でドラムを叩いて……みたいな話になってくるのだけど、ひとりでスタジオに篭ってドラムを録るというのは大変なことで、これはこれで苦痛である(なまじ叩けるだけに始末が悪い)。かと言って、いわゆるループを使う気にもなれそうにないし……困った問題なのである。

まあ、結局は Cubaseを立ち上げて、ちょっとスケッチを進めて、Linux に戻って、気が向いたときにはまた Windows に戻って Cubase を立ち上げ……というのが何度となく続く。こうやって曲ができてくるのだけど、しかしなあ。なんか人生の無駄遣いみたいでねぇ。

2010/12/03(Fri) 21:49:42 | 音楽一般
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T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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