From the result of statistical analysis, ...
前回の日記に書いたけれど、fugenji.org のサーバではアクセス記録を行っている(まぁ当然だ)。で、perl で書いたり、一部 C でごにょごにょやったスクリプト、まぁ最近は Visitors 等の便利なものがあるけれど、こういったもので解析する。
情報公開をしている者として、このようなリスクヘッジをするのは常識なわけだけど、google 経由で来たアクセスの検索キーワードなど見ていると、検索している側が実に無防備に己が欲望を晒しているのが垣間見えたりして、実に薄ら寒い思いをすることが多い。先週までは、
覚せい剤、MDMA、セックス、抜く、合成方法、入手方法……なんてのがランキング上位を独占していたのだ。そりゃあ見るのも嫌になる。
で、過去7日間の検索キーワードを見るとどうか、というと……
- mdma 合成
- ドーパミン量を増やす
- 覚せい剤使用の脳の影響は
- 水戸二中
- todd rundgren
- 田中章宏 ベース
- 角谷美知夫 かどたに
上から3つはドラッグ関連だろう。二番目のは、あるいは統合失調症やうつ病に関連した検索なのかもしれないが、これに対応する僕の日記での記述は、いわゆる脳内神経伝達物質とシナプスとの関わり合いに関する話だと思うので、やはりドラッグの作用機序に興味があってのことなのではないか、と思われる。ったく、書いてある内容ちゃんと読めよなぁ……今やアメリカでは、ヘロインよりコカインより覚せい剤が問題視されているというのに。教会の関係で、ダルクの話を聞くことも多いのだけど、とにかくあのダルクで毎日心を維持すべく努めている人々ですら、自分が覚せい剤をやめられる、などと軽々しく思ってはいないのだ。彼らは皆こう言う:「今日一日、何があっても近づかない、手を出さない。これがこの先一生続くんです」。
その次に、僕の母校がくるのは、これはたまたまなのだろうと思う。同級生探しなのか、あるいは初恋の人探しなのか……こういうのは、こちらも imaginative になれていい(いや、検索語で検索者を裁くほど傲慢ではないつもりだけど)。
不思議なのは、音楽関連の、しかも結構コアな検索がくることだ。まぁ Todd はいいだろう。田中章宏……うーん、鈴木茂のファンなのか、ユーミンのファンなのか、或いは最近のそっち系の野外ライブとかで田中氏の名前を知ったのか……僕みたいな音楽の background の人間にとっては、田中氏はハックルバックと、あと山下達郎の70年代のレコーディングセッション、77、8年〜79年辺りまでのライブのメンバーだったことで名前が通っているんだけど、僕と何か共有できる人なのかどうかはよく分からない(し、まぁどうでもいいことでもある)。
びっくりしたのは、やっぱりこれだろう:「角谷美知夫 かどたに」。なぜこの名前を知ってるの、この検索者は?
このキーワードに関しては、ここを見ていただいた方が早いだろう:07.05.2005 (Sat.)
中島らも氏の著作の中で、この「カドくん」は何度も登場するのだけど、フルネーム、漢字で知っているだけでも大したものだと思う……どなたです、これ?あ……いや、僕はノイズとかパンクとかはあまり趣味に合致しないんですけれどね。