別の意味のウルトラC

昼食を摂りながらニュースを観ていたら、民主党代議士会における菅直人の「震災処理に一定の目処がついたら後進に道を譲る」という発言に納得して、鳩山 G と原口氏はどうも不信任案に反対票を投ずる気になった模様。

この菅の「一定の目処がついたら」発言の原因は、国民新党の亀井静香氏に「会期を延長し、原発事故や東日本大震災への対応をしっかりした上で退陣の腹を決めていただきたい」と言われたことによるものらしい。しかしなあ。刻限を切らないこの発言で皆納得するなんて、余程落としどころを渇望していたんだろうなあ、与党議員諸氏は。

しかし、一年前に菅直人が何を言ったか、震災直後に菅直人が何を言ったか、皆さん是非思い出していただきたいのだ。一に雇用、と言ったその雇用の状況は改善どころか日に日に悪化の一途を辿っているし、震災に関しても、この3か月間に何か建設的な進展があっただろうか? 菅直人への不信感が、今回の与党議員諸氏の「予定調和」によって、与党全体への不信感に変わる日が訪れるということを、今回の騒ぎは暗示しているのである。

2011/06/02(Thu) 13:03:11 | 社会・政治
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T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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