btrfs
先に書いた通り、破壊された環境を復旧させるべく不毛な作業に時間を割いているわけなのだけど、今回の作業では Linux 絡みのパーティションも全て新規に組むことになったので、ファイルシステムをどうしようか、と少し悩んだのだった。
現時点で、Linux のシステムで最もポピュラーなファイルシステムは ext4 だろう。Linux 正統とも言えるこのファイルシステム、リードライトも速いし信頼性も低くはないのだけど、次世代の btrfs に道を譲る日が来るのか……などと言われて久しい。まあ実際には、その btrfs の開発も進捗が捗々しくない状況なのだけど、現時点の Debian GNU/Linux では、btrfs ベースで環境を組むことは不可能ではない。
で、ちょっと実験してみたのだけど……結局、今回も ext4 ベース、という結論になった。btrfs は、実験して「え?」と思う程にリードライトが遅い。これぁダメでしょう。正直、使う気にはなれない。以前 XFS ベースでシステムを組みかけて、ライトの遅さに嫌気がさして元に戻した時以来のショックであった。
そう言えば、某 M 氏は ReiserFS で組んでたっけなあ……しかし、この ReiserFS 改め Reiser4 も、最近はひどく評判が悪い。結局他に選択肢がない、という状況で ext4 を使っているのだけど、この先のことを考えると……不安だなあ。ファイルシステムってのはシステムの土台だから、次世代を担う鉄板ファイルシステムの登場を熱望しているのだが……