pyxplot マニュアルを訳すべきか
pyxplot は、GNUPLOT を更に洗練させたようなグラフ作成ユーティリティである。pyxplot は TeX / LaTeX と連動するようになっていて、出力結果は実に洗練されたものになっているので、もっと評価されてしかるべきだし、もっと普及してしかるべきだと思うのだけど、日本においてはほとんど使用者の声を聞くことはない。
pyxplot には、非常に手厚い document も付いてくるのだけど、どうやら日本では日本語で書かれた document がないと普及しないのかもしれぬ。GNUPLOT は、latex2html でも名を知られた新潟大学の竹野茂治氏の研究室で、日本語マニュアルと 日本語対応化を施した Microsoft Windows 版 GNUPLOT の配布を行っている。これがおそらくは決定的な役割を果たしているのであろう。
現時点で言えることだけを書いておこうと思うけれど、僕は pyxplot のマニュアルを日本語に訳そうかと思案している。ただし、pyxplot のマニュアルが、生成に python のスクリプトを使用している(どうもコマンドラインと出力結果の PDF 化に python を使っているようなのだが)ので、その辺の状況をちゃんと理解してから、訳に着手しようかと思っている。僕が数物系の研究室にでも所属しているのならば、輪講でもやって結果を吸い上げて……とかすれば速いのかもしれないけれど、あいにく誰もこういうことを手伝ってくれる状況にないので、少し時間がかかるかもしれない。