使えない

某所で、反復学習の重要性を各人に認識してもらいたい、ということで、エビングハウスの忘却曲線の話を掲示したらいいんじゃないか、という話が出た。内々の話なので、まあその辺で公開されている画像ファイルを使わせてもらおう、ということになって、僕は以下の2つの画像を探してきた:

0.jpg1.jpg
さあ、ここで問題である。掲示するならば、どちらの画像を使うべきか?

当たり前の話なのだけど、我々は別に忘却曲線に関して知ってもらうためにこれを掲示しようとしているわけではない。あくまで、反復学習の重要性を意識してもらいたいから、掲示しようとしているわけだ。そういうことで考えたら、当然掲示すべきは後者だろう。まさか、そんなことを殊更に言わずとも、そういうことは共通認識としてある筈だ……と、愚かにも僕はそう思ってしまっていたのだ。

で、同じ職場の某氏が、掲示物作りましたー、と言って、十何部もラミネート処理して持ってきたのを見ると……いやー驚いた。全部最初の方の画像なんだな。まあ、一番無難なのは両方縦にでも並べて印刷すりゃあいいんだろうけれど、とてもそんな次元ではない。即座に「これじゃ掲示する意味ないだろう」と言うと、反省しているかのような沈鬱な表情を作って俯くだけ……いや、そんなのは猿回しの猿だって仕込めばやることだろう。人間に仕事頼んでるんだから、人間としてのインテリジェンスを何故発揮してくれないのか……ああ、使えないなあ。

2014/10/02(Thu) 17:17:18 | 日記
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T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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