自分は……だから

昔から、馬鹿を相手にすることがちょくちょくあって、その度に discommunication というのを感じさせられるのだけど、そういうときによく耳にする言葉が、標題の言葉である。

たとえば、『WWW ページでの個人情報公開について考える』を公開した当時、このコンテンツに関する批判……と本人は思っているようなのだけどその実あからさまな不満の意思表明……を多数受けたことがある。そのほとんどに書かれていたのが、

私や私の周辺の人々はこのような被害に遭っていないんだから、このような問題表明は無意味である
というものだった。これは、そうだな……あしなが育英会の募金活動をしている前で、
私や私の周辺の人々はこのような被害に遭っていないんだから、このような活動は無意味である
と唾を吐くのに等しい。たまたま事故に遭っていない人が多数派だとしても、交通事故に遭って命を失う人は確実に存在するし、その影響で就学に支障を来す人もいて、そういう人のためには保護が必要になる、という、しごく当たり前の現実を理解できないが如く、たまたま被害に遭っていない人が多数派だとしても、ネット上の不適切な個人情報の取り扱いで不利益を被る人が確実に存在し、その影響で日常生活や人間関係にまで及ぶ不利益を被る人もいて、そういう事案がこれ以上増加することを防ぐためにも、個々の個人情報管理が必要になる、というロジックが理解できないのである。まぁ、哀しいことに、そういう人に限って、ネット上で不倫を暴露されたりとか、理不尽な誹謗中傷の標的になったりとか、そういうことがあって(自らの個人情報管理を徹底していないのだから当然の成り行きなのだけど)、web で情報発信することをやめてしまっているのが現状だったりする。

今日は、たまたま、東京のいわゆる「公設派遣村」に関するブログにコメントしたところが、お決まりの「自己責任論者」が「こいつらは努力しないから云々」と書き込んでいて、まぁ二三やりとりがあって、相手の日本語がブッ壊れている(言葉が壊れているということは思考が壊れているということで、それはその言葉を発している輩の相手をすることが時間の無駄だということなのだけど)ので、「馬鹿の相手をするのは時間の無駄だ」とコメントして放置したのだが、そいつがこういうことを書いたのだった。

馬鹿と罵られた自分が食っていけるのに、食っていけないこいつらは馬鹿以下ではないか
……ああ、イタい奴だなぁ。

まぁ、繰り言になってしまうけれど、この輩は「たまたま食えている」だけのことであって、こいつが食えていたとしても、諸々の事情で職を失ったり経済的に破綻したりする人は確実に存在して、その影響でその日の暮らしにも支障を来す人もいて、そういう人のためには保護が必要になる、という、しごく当たり前の現実を理解できない……ということになるわけだ(ああ、もはやテンプレートだな、これぁ)。本当に、馬鹿には進歩というものがみられない。死ねばいいのに。

2010/01/04(Mon) 17:02:20 | 日記

Re:自分は……だから

はぁ。余程暇なんですね。やはり馬鹿は(以下略)。それに、阪大がどうかしましたか?僕の経験上、大学名に食い付いてくる奴はまず間違いなく自分の学歴に根深いコンプレックスを持っているものなのだけどね。まぁそもそも、馬鹿と言われて粘着的な対応するやつぁ自分のことを馬鹿なんじゃないかと思っているものなんだけど。ちなみに元コメント書いてたのはこいつです。興味のある方はどうぞ。http://mixi.jp/show_friend.pl?id=599835
Thomas(2010/01/06(Wed) 12:22:37)

Re:自分は……だから

↓以上、松村@(id=599835)でした。
guest(2010/01/05(Tue) 23:16:21)

Re:自分は……だから

派遣村の存在自体は否定しません。そういうのは自己資金でやってください。それならば誰も文句を言わないと思いますよ。

>> 馬鹿には進歩というものがみられない。死ねばいいのに。

そういう発言ばかりしているから、大阪大学ってレベルが…(ry
guest(2010/01/05(Tue) 23:13:31)

Re:自分は……だから

こうやって、自分のブログで愚痴っている方が馬鹿だと思いますよ。
guest(2010/01/05(Tue) 23:08:16)
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T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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