texlive 無間地獄

そのきっかけは、一昨日か昨日辺りから、texlive pretest 版のアップデートがうまくいかなくなっていたことだった。少し待っていればよかったものを、余計なことを考えてしまったのだった。これはクリーンインストールした方がいいかなあ、などと……

本来、pretest 版であっても、texlive のクリーンインストールは容易である。install-tl-unx.tar.gz を取得して展開、install-tl にオプションで供給元の URL を渡してネットワークインストールを行うだけのことである。しかし、ファイルサイズのデータベースの更新がまだなのか、ファイルサイズが違うといって落ちてしまう。やっべー。/usr/local/texlive/2016 をもう消しちゃってるのに……しかもこんなときに限ってプレゼンの資料を beamer で作ったりしていたから、さあ困った、というわけだ。

では次善の策として、texlive 2015 をインストールしよう……と、DVD ISO イメージを落としてきてインストール、アップデートを済ませてから、試みに今作っているドキュメントを処理しようとしたら……なになに、

! Package pgf Error: Driver file ``pgfsys-luatex.def'' not found..
えーーーー?

このプレゼン資料は、LuaTeX-ja と beamer を併用して書いていたわけだが……落ち着け俺。そう言えば、LuaTeX が大規模な仕様変更をしていたんじゃなかったっけ、とググってみると、アセトアミノフェン氏の blog における記述を発見。あーやっぱり。ということは、もはや texlive 2015 では駄目だということか……というところまで確認して時計を見ると、もう午前2時を過ぎている。サーバも何かおかしいし、とりあえず時間を置いた方が良かろう、ということで寝てしまったのだった。

起床後、改めて各ミラーサイトからのネットワークインストールを試みる。いけそうなのに途中で落ちてしまう、ということが何度かあった後に、Harvey Mudd College のサーバ(現存するミラーサイトの中で、家から最速で接続できるサーバでもあるわけだが)でようやく成功。まだアップデートが怪しいんだが、とりあえずの使用には問題なしの状態まで復帰させた。あとは…… luajitlatex を使用可能にしておく位か。はー。

しかし精神衛生上実によろしくないわ。たまらんなあ。いや、勿論これは自業自得なんだけどね。

2016/05/16(Mon) 11:43:03 | コンピュータ&インターネット
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T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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