mixi の山下達郎のファンは Teddy が死んでも関係ないらしい
僕の今日一日の中での最も大きいニュースが、Teddy Pendergrass 死去のニュースだった。いわゆるフィリーソウルとブラックコンテンポラリーのかけ橋とも言える位置付けで活躍したこのシンガーは、僕のような音楽嗜好の人であれば聴かない筈がない……と思うのだけど、mixi の山下達郎関連トピックでこの件を書いて、何の反応も返ってこない。彼等は実は音楽なんかどうでもよくって、山下達郎が何を発言し、何を嗜好するかに倣っていれば自己が保証されると信じて疑わない連中なんじゃないか、と邪推したくなる(というか、これはもはや確信に限りなく近い)。まぁ、そんな下らないことはどうでもいいのだけど。
Teddy というと、僕にとっては、Love T.K.O. が収録されているアルバム "TP" よりもむしろ 3rd の "Teddy" の方が馴染み深い。このアルバムにはあのヒゲダンスで引用された "Do Me" が収録されているので、ひょっとするとお持ちになっている方も多いかもしれないのだけど、この冬の夜にこのアルバムをかけて、1曲目の "Come Go With Me" が流れ出すと、息が止まりそうな心地がする。Teddy の生の声を聴くことはもう二度とないけれども、この心地はきっと僕が生きている限り忘れることはないだろう。穏やかな帰天を祈るのみである。