朝、目が覚めると

テレビが映らなくなっていた。昨日の話である。

土曜の深夜、タモリ倶楽部(レコーディングエンジニアとしてあまりに有名なかの内沼映二氏が出演して、ミックスダウンに関する短いが非常に実践的な話を聞くことができた)を観ていたときには何ともなかったのだが、朝起きると、どのチャンネルもアウトである。うーん……

うちの機材のトラブルを疑ったが、結局どれもシロだった。ということはアンテナか……昼近くに、屋根に登る音が聞こえたので、あーやっぱりアンテナだったか、と得心したのだが、しかしやはり根本的に納得できない。なぜって、今住んでいる集合住宅の大家は電気屋なのだ。おそらくは連日の猛暑で、屋根か何処かの金属部が膨張したのか、樹脂の部分が劣化したのか、いずれにしても、アンテナの施工がちゃんとしていたら、こんなことが起こるはずがないのだ。日曜の未明に突風が吹いていたわけでもないというのに。

僕はアマチュア無線をやっていたから、無線のアンテナ施工は当然だけど自分でやっていた。アマチュアは助け合いで成立しているので、前の職場の上司が別荘に建てたタワーの上で、命綱をつけて施工したりしたこともある。それに比べたら、テレビアンテナの施工なんてかわいいもので、ちゃんとステーを張っていさえすればそんな変なことは起こらないはずなのだ。しかし、高いところから世間の屋根のアンテナを見てみると、ステーを張る上での定石(ステーを別のステーで引っ張っても意味がない、とか、ステーはできるだけ2箇所でとるべきだとか)を守っているアンテナは、見つけることが難しい程に少ない。

集合住宅だと自分で施工できないから、こんなことになるわけだ。あー嫌だ嫌だ。今やテレビもライフラインのひとつなのにさ。

で、昨日2時間ほどごそごそやっていた業者は、うちのポストに「今日中の復旧が不可能と判断したので後日対処します」という紙を放り込んで行っただけ。今朝もテレビは映らないままだった。

【後記】アンテナはその後復旧したのだが、外から見ると、飴のようにぐんにゃり曲がったマストをそのまま使っている……よくあんな仕事しててプロだとか言えるよなあ。

2010/07/26(Mon) 11:33:33 | 日記
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T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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