ようやく提出

ようやく提出した。国勢調査の調査用紙を。もう何日も前に書き終えていたのだが、どうも家を出る時に持つのを忘れてしまう。要するに、自分にとっての優先順位が低いということだろう。

しかし。国勢調査の用紙を出さずにいるのは、法律上はよろしくない状態である。というのも、統計法という法律があって、以下のような規定があるのだ:

(報告義務)
第十三条  行政機関の長は、第九条第一項の承認に基づいて基幹統計調査を行う場合には、基幹統計の作成のために必要な事項について、個人又は法人その他の団体に対し報告を求めることができる。
2  前項の規定により報告を求められた者は、これを拒み、又は虚偽の報告をしてはならない。
3  第一項の規定により報告を求められた者が、未成年者(営業に関し成年者と同一の行為能力を有する者を除く。)又は成年被後見人である場合においては、その法定代理人が本人に代わって報告する義務を負う。
第六十一条  次の各号のいずれかに該当する者は、五十万円以下の罰金に処する。
一  第十三条の規定に違反して、基幹統計調査の報告を拒み、又は虚偽の報告をした者
この間、池上彰の番組で、国勢調査に回答しなかった者には懲役刑が科されることがある、と言っていたらしいが、それは間違い。提出を拒んだり、虚偽の内容を回答した場合には、上のように五十万円以下の罰金刑が科される……とは言っても、実際にはこれが科されることはないのだけど(調査員が周囲からの聞き取りを行って提出することが認められている)。

今年は、東京都ではインターネットでの回答が試験的に行われたそうだが、早いところ全国規模にしてもらいたいものだ。あれ程(前)総務大臣が、馬鹿の一つ覚えのように「光の道」「光の道」って言ってるんだから、既存のメタルのインフラ込みでもシステムを早いところ回していただかないとねえ。しかし、民主党政権はそういうことをちゃんとやらないんだけど。

2010/10/04(Mon) 20:14:54 | 日記
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T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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