なぜ僕がiPodのファイルを非圧縮にしているか
昨日、Al Kooper の話を書いたときに、彼のアルバムを非圧縮で iPod に入れている、と書いた。しかし、どうも、こういうことを書くと各方面から色々とチャチャが入るもので、
「そんなん区別なんかつかないでしょう」
と言われた。ここではっきり言っておくけれど、圧縮の有無は確実に聞き分けられます。できない人には支障はないんでしょうけれど、僕にとってはこれは非常に大きな問題なんです。
こう書いても、じゃあ実際に例を提示してみろ、と言われそうだから、提示しておくことにする。
- 20110514.wav(非圧縮)
- 20110514.mp3(MP3 44100 Hz / 128 kbps)
老婆心ながら書き添えておくけれど、これらの音源は、曲を書いたのも僕だし、アレンジ(ストリングセクションのアレンジは僕みたいな音楽指向の人間にとっては教養の一部なので)も、演奏(と言っても半分はコンピュータに演奏させているわけだが)も、録音も編集も全部僕がやっているので、著作権がどうとかいう問題は一切なしなので念の為。
こういう管弦楽モノより、実はロックなどの方が違いは分かりやすい。特にピアノや、ハイハット、シンバルのような倍音成分の豊富なものは、改めて聞き直していただくとその違いを実感していただけることだろう。
2011/05/14(Sat) 18:27:56 | 音楽一般