英語は難しいなあ
先回の blog に書いたので、ふと聴きたくなって、納戸の奥から Phoebe Snow の "Never Letting Go" を出して iTunes / iPod に入れた。余談だが、もともとこの Phoebe Snow という人は、ニューヨークでブルース等の弾き語りをギターでやっていた人で、そのギターが聴ける 1st solo の "Phoebe Snow" の方がお薦めです(僕の持っているのは初期のデモも入っていて非常によろしい)……ただ、僕の大嫌いなロン・カーターがベースを弾いているのがちょっとアレなのだけど。まあそれはさておき、Phoebe Snow の "Never Letting Go" を聴き返していて、ん?と引っかかったのだった。
更に納戸の奥を漁ると、Stephen Bishop の "On and On" というベスト盤があるわけだが、これも今迄入れていなかったのを iTunes に入れ、聴き返す……うーん……なるほど。いや、何に引っかかったのかというと、歌詞の一節に、
I'm crazy about you, but I can't live without you.というのが出てくるのであるが……日本人がもし同じことを書くならば、
I'm crazy about you, and I can't live without you.と書いてしまいかねないなあ、と思ったのである。日本の学校の英語の授業でこの but / and が空白になった問題が出たとしたら、but という回答に自信を以て×をつける先生がいそうな気がする。しかし、だ。英語的に考えると、ここではむしろ but を使う方が正解なのである。
何故かというと、単純な理屈で、「単純肯定の文と単純否定の文をつなぐ」ときは but を使うことになっているからだ。日本語の上で考えると、「君に夢中なんだ」→「君なしでは生きていけないんだ」の→は「だから」なわけだけど、"I am crazy about you."→"I cannot live without you."の間の→は "and" ではなく "but" になるわけ。もちろん意味は日本語で「だから」をつないだ場合と何ら変わらない、ということになる。
Re:英語は難しいなあ
しばしば、コレを感じるんですよねぇ。。まったく難しい。。