Windows パーティションの掃除
前にも何度か書いているけれど、僕は音楽関連の作業をするとき以外、ほとんど Windows のシステムを使うことはない。仕事は9割以上は Linux 上で作業をしているし、残りの1割も Mac OS X での作業比率が高いので、Windows なしで困るということはないのだ。
しかし、時々は Windows のシステムを立ち上げて作業しなければならないことがある。今日もそういう一日で、昼過ぎから Windows を立ち上げて、まずはシステム関連のアップデートをきっちり済ませた。それからすることは……要するに、NTFS パーティションの掃除である。
この作業をするときに便利に使っているのが、Piriformのツール、特にCCleanerとDefragglerである。自動的に行えるレベルでのレジストリの掃除、そして NTFS では当初は不要と言われていた defragmentation の作業において、これらのソフトはもうなくてはならないものになってきている。
そもそも、NTFS はフラグメントが生じにくい、と言われていた。僕が NTFS を使い始めたのは Windows NT 4 の頃からだけど、この当時の Windows NT にはそもそも「デフラグ」というツール自体存在しなかった。しかし、結局はファイルのフラグメントが少なからず生じる、ということで、現在の Windows 7 に至るまで、システムには「デフラグ」が入っている。
Linux 系のファイルシステムでは…… ext2/3/4、そして btrfs に関しては、デフラグは必要ないとされている。僕が知っている限りでは、たしか XFS にデフラグツールがあるはずだが、これだってそうそう使う必要があるものではない。Mac OS X の HFS+ の場合も、バックグラウンドでちょこちょこデフラグをしている程度で、ユーザが自らデフラグを行う必要はない。
Windows で言う C:\ に充当するパーティション以外の場合なら、バックアップを他のパーティションに取っておいてフォーマットして、そこにバックアップを展開すれば、これ以上ない、という程にきっちりとデフラグされるわけだけど、さすがに C:\ に関しては怖くてそれをする気にはなれない。そういうわけで、さっきまでまさにデフラグをしていたわけなのだが、何と言うか、ひたすらに時間の無駄、と言うか……不毛な作業である。どうして Windows はこんなに馬鹿なのだろうか?