Xquartz と Emacs

かなり特殊な例だと思うのだけど、僕は Mac OS X を Linux 端末から remote で使うことが多い。Mac には Xcode と Xquartz を入れてあるので、X Window system ベースでコンパイルすれば、多少の GUI を使うことができる。僕がもう20年程も使っている GNU Emacs も、そのひとつである。

しかし、このところ、単純に configure → make bootstrap ではうまくコンパイルできない状態が続いていた。なんでかなー、と思いつつチェックすると、要するに Xcode と Xquartz で供給される X 周辺のライブラリを峻別しておかないとおかしなことになるらしい、ということに気付いた。

つまり、configure のオプションで、

--with-x-toolkit=gtk --with-x --without-sound --x-libraries=/usr/X11/lib --x-includes=/usr/X11/include
位は明示的に書いておいた方がいい、らしい。特に --x-libraries= を抜くと、/opt/X11 以下のファイルと峻別されず、これが原因でコンパイルエラーが出たり、コンパイルできても segmentation fault で落ちたりすることになるらしい。ちょっとしたことなのだが、今後は注意しておくことにしよう。

2011/09/21(Wed) 16:37:50 | コンピュータ&インターネット
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T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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