Xquartz と Emacs
かなり特殊な例だと思うのだけど、僕は Mac OS X を Linux 端末から remote で使うことが多い。Mac には Xcode と Xquartz を入れてあるので、X Window system ベースでコンパイルすれば、多少の GUI を使うことができる。僕がもう20年程も使っている GNU Emacs も、そのひとつである。
しかし、このところ、単純に configure → make bootstrap ではうまくコンパイルできない状態が続いていた。なんでかなー、と思いつつチェックすると、要するに Xcode と Xquartz で供給される X 周辺のライブラリを峻別しておかないとおかしなことになるらしい、ということに気付いた。
つまり、configure のオプションで、
--with-x-toolkit=gtk --with-x --without-sound --x-libraries=/usr/X11/lib --x-includes=/usr/X11/include位は明示的に書いておいた方がいい、らしい。特に --x-libraries= を抜くと、/opt/X11 以下のファイルと峻別されず、これが原因でコンパイルエラーが出たり、コンパイルできても segmentation fault で落ちたりすることになるらしい。ちょっとしたことなのだが、今後は注意しておくことにしよう。
2011/09/21(Wed) 16:37:50 | コンピュータ&インターネット