tlmgr に起因するトラブル

TeX Live は、tlmgr というオンライン・アップデータを使って簡単にアップデートができるようになっている……のだが、このアップデートが、しばらく使っているとうまくいかなくなることがある。

その原因になっているのは、多くの場合は tlmgr それ自身である。tlmgr がパッケージの更新をし切れない場合が生じることがあって、その場合にはそのパッケージは強制的に除去され、次回以降のアップデート時に、

skipping forcibly removed package ********
というメッセージが表示されるようになる。これを無視してそのまま使い続けていると、どうも何かおかしいなあ……という話になってくるわけだ。

これに対処するためには、当然だけど、除去されたパッケージを再度インストールしてやればよろしい。しかし、そもそもパッケージの更新が失敗した原因は tlmgr にあるのだから、まず

$ sudo tlmgr update --self
として tlmgr を更新する。それから、
$ sudo tlmgr update --reinstall-forcibly-removed --all
とすることで、除去されたパッケージが再インストールされる。

tlmgr による更新を前提とした TeX Live の使用を敬遠されている方は、おそらくこういうことを体験されていると思う。インストールツリーになるだけ手を加えずに、いつでもクリーンインストールできるようにしておくのも手なのだけど、とりあえず、更新がうまくいかないんだ、という方は、これをチェックされるといいかもしれない。

2011/10/24(Mon) 16:19:24 | コンピュータ&インターネット
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T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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