tap, tap

いつものように shannon で書きものをしようとして、ふと違和感を感じる。ん? と挙動を調べてみると、どうもタッチパッドの挙動が変である。

shannon は Dell Inspiron 1501 という機種なのだけど、X Window を使う場合、Synaptics 社製品用のドライバを使用すると快適に使用できる。僕はタッチパッドで色々やる方ではないのだけど、設定できる項目の数と幅が、synaptics の方が圧倒的に多く、かつ広いし、位置検出も synaptics の方が圧倒的に高精度なので、僕も synaptics ドライバを常用している。

しかし、Debian GNU/Linux のデフォルトは PS/2 互換マウス用ドライバで、ちょっと設定をしてやらないと synaptics ドライバは使えない。そこで local な設定をしていたのだけど、X のアップデートに伴ってのことなのか、この設定が効力を発揮していない状態になっているらしい。

まず、

$ sudo Xorg :1 -configure
で /root/xorg.conf.new を生成して、これを /etc/X11/xorg.conf に mv しておく。また、
$ cp /usr/share/X11/xorg.conf.d/50-synaptics.conf /etc/X11/xorg.conf.d/
としておく。しかる後に、/etc/X11/xorg.conf の Mouse0 に関わる記述を以下のように変更する。
Section "InputDevice"
Identifier "Mouse0"
Driver "synaptics"
Option "Protocol" "auto-dev"
Option "Device" "/dev/input/mice"
Option "MaxTapTime" "0"
Option "MaxDoubleTapTime" "0"
Option "VertEdgeScroll" "yes"
Option "HorizEdgeScroll" "no"
Option "Emulate3Buttons" "yes"
EndSection

Option は、man synaptics を参照の上、好みで設定すればいいだろう。

2012/12/20(Thu) 15:36:43 | コンピュータ&インターネット
Tittle: Name:

Profile

T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

New Entries

Comment

Categories

Archives(902)

Link

Search

Free

e-mail address:
e-mail address