tap, tap
いつものように shannon で書きものをしようとして、ふと違和感を感じる。ん? と挙動を調べてみると、どうもタッチパッドの挙動が変である。
shannon は Dell Inspiron 1501 という機種なのだけど、X Window を使う場合、Synaptics 社製品用のドライバを使用すると快適に使用できる。僕はタッチパッドで色々やる方ではないのだけど、設定できる項目の数と幅が、synaptics の方が圧倒的に多く、かつ広いし、位置検出も synaptics の方が圧倒的に高精度なので、僕も synaptics ドライバを常用している。
しかし、Debian GNU/Linux のデフォルトは PS/2 互換マウス用ドライバで、ちょっと設定をしてやらないと synaptics ドライバは使えない。そこで local な設定をしていたのだけど、X のアップデートに伴ってのことなのか、この設定が効力を発揮していない状態になっているらしい。
まず、
で /root/xorg.conf.new を生成して、これを /etc/X11/xorg.conf に mv しておく。また、$ sudo Xorg :1 -configure
としておく。しかる後に、/etc/X11/xorg.conf の Mouse0 に関わる記述を以下のように変更する。$ cp /usr/share/X11/xorg.conf.d/50-synaptics.conf /etc/X11/xorg.conf.d/
Section "InputDevice"
Identifier "Mouse0"
Driver "synaptics"
Option "Protocol" "auto-dev"
Option "Device" "/dev/input/mice"
Option "MaxTapTime" "0"
Option "MaxDoubleTapTime" "0"
Option "VertEdgeScroll" "yes"
Option "HorizEdgeScroll" "no"
Option "Emulate3Buttons" "yes"
EndSection
Option は、man synaptics を参照の上、好みで設定すればいいだろう。
2012/12/20(Thu) 15:36:43 | コンピュータ&インターネット