まあ、大体こんな感じでしょう。他に必要なマクロ等あれば、その都度インストールして texhash もしくは mktexlsr をかけることで使えるようになります。ポイントは、最初にも書きましたけれど、texmf-local を有効に活用することです。他には大したポイントは何もないんですけどね。
このコンテンツで扱っている問題に関して、今までも拙 blog "Luminescence" で何度か書いているのですが、それ目当てに検索を経由して来られる方が多いようなので、このコンテンツを作成した次第です。少しでもお役に立てば幸いです。
土村展之、北川弘典、田中琢爾 a.k.a. ttk、齋藤修三郎、Z.R. の各氏に、まずは感謝しなければなりません。彼らの仕事なしに、日本語を TeX / LaTeX で問題なく扱う環境を得るというのは、おそらく無理だったはずです。free な仕事で非常に大きな貢献をされている各氏に、ここで改めて感謝の意を表します。
そして、『美文書作成入門』の著者にして TeX Wiki を長らく運営されてきた奥村晴彦氏にも、ここに感謝の意を表します。もう四半世紀程も前、僕が某大学で LaTeX のセミナーを行うときに執筆したテキストに『美文書作成入門』中の表を引用する許可を乞うたとき、何処の誰とも分からない学生であった僕に「教育目的での引用には何ら制限を課していないから、どんどん使って下さい」という力強いメールを下さったのは、今でもよく覚えています。氏の TeX / LaTeX における情報の蓄積・整理・公開のおかげで、今でも僕は快適に TeX / LaTeX が使える状態を維持できているのです。