こういう blog や Wiki を開設していると、SPAM 的な書き込みに悩まされることになることが多い。かく言う僕の場合も、月に一度位ではあるが、悪質な SPAM 的書き込みに悩まされている。
たとえば、先週の土曜日にされたと思われる書き込みがこれ:
2013/01/26(Sat) 10:20:59(218.56.73.62)
Subject: バーバリー コート
突然訪問します失礼しました。あなたのブログはとてもすばらしいです、本当に感心しました!
バーバリー コート http://burberry.ninpou.jp/
上記 URL にはアクセスしないでいただきたい。『忍者アクセス解析』で有名なサムライファクトリーが何故こんなサイトに手を貸しているのかは判然としないが、僕がチェックした結果では、このサイトは中国にあるらしい。こんなサイトにクレジットカード情報など与えてしまったら、何をされるか分かったものではない。
さて。fugenji.org では、当然だが apache のログを解析できるように整備をしてあるわけで、このような書き込みがあった場合には、ログを即解析(解析、という程大袈裟なものではないんだが)するわけだ。そうすると、
59.58.151.130 - - [26/Jan/2013:10:20:52 +0900]
"GET /thomas/diary/index.php?no=r212 HTTP/1.1" 200 14942 "-"
"Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1;
SV1; Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1) ;
.NET CLR 1.0.3705)"
218.56.73.62 - - [26/Jan/2013:10:20:58 +0900]
"POST /thomas/diary/index.php HTTP/1.1" 200 92
"http://fugenji.org/thomas/diary/index.php?no=r212"
"Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; TencentTraveler)"
(上引用部には適宜改行を入れてあるので注意)こういうエントリがあるのが分かる。
実は、今回のような書き込みの場合、そのほとんどがこのような IP address の詐称を行っている。おそらく、詐称された書き込みの周辺を見る限りでは、Windows 上で動作するこのような書き込みのためのユーティリティがあるのだろうと思うが、こういう書き込みをする直前に、人は必ず目的のサイトにアクセスして目で確かめるものらしい。直前のエントリを見れば、相手の真の IP address が丸分かりである。
あとは .htaccess のアクセス禁止リストにこの IP address を追加するだけである。つくづく思うけど、どうしてこんな無駄なことをするのか。頭悪過ぎだろう。インターネットリソースの無駄使いだから、こういうことに励む奴はこの世からさっさと消えてしまえばいいのだ。
不可解ながらも、とにかく Windows 8 で 1280 x 800 での表示が可能になった。HDD の消費も少ないし、動作も軽くなったように思うが、どうも不安定で、特に僕が常用している SRWare Iron がすぐ落ちる。これには困ったのだが、他においては安定している。
Windows 系の OS を入れたとき、まず最初にやることが GUI の負担を軽くすることだ。画面のアニメーション等は一切切ってしまい、画面表示では ClearType だけを有効にしておく。欲を言えば、Windows 7 までの UI に戻せれば言うことはないのだが、これに関しては $5 位で売っている海外のあるソフトを使えば可能だ、という話らしい。
アンチウイルス関連は、後で Kaspersky を買おうかと思っているのだが、今のところは clamav 系の Immunet Free と、マルウェア対策として SpyBot 2 をインストールしておくことにする。
仕事関係としては、Microsoft Office(これはリコーのフォント欲しさに入れているだけで、実は Office 2000 なんてものをまだ入れている)と LibreOffice、それに TeX Live 2012 を入れておく。フリーフォントとして IPA, Migu & MigMix, Mobo & Moga, Bitstream Cyber 辺りを入れ、小塚フォントも参照できるようにシンボリックリンクを張っておく。
日本語変換は Corvus SKK。辞書変換に恐ろしい程時間がかかるので、変換をやめて crvskkserv を入れておくことにする。
こういう作業をしていると、コマンドラインで ls とかやる度にイライラさせられるので、今回は思案の挙句 MinGW を入れておくことにする。ついでに bash も日本語を通すようにして、ショートカットを作ってツールバーにピン留めしておくことにする。ふう。これでストレスは大分減ったな。
僕がメインに使っている shannon (Dell Inspiron 1501) の OS は、基本的には Debian GNU/Linux なわけだけど、一応 Windows も入れている。音楽関係では Windows を使わざるを得ないからで、何年か前に買った Windows Vista X64 をずっと使っていたわけだ。
しかし、さすがにそろそろ OS を新しくしなければならないだろう、と思い、1月中なら安く買える Windows 8 pro のアップグレードバッケージを購入したわけだ。バックアップを取ってからクリーンインストールすると……なーんか不安定なのだが、とりあえず HDD はガランガランに空いた。
しかし、困ったことが起きたのだ。画面の解像度が変更できない。shannon は 1280 x 800 の液晶パネルを使っているのだけど、これに合った解像度設定ができない。なんで? と思い、チェックすると、なんと shannon のグラフィックカードである ATI Mobility Radeon Xpress 1150 用のドライバをインストールできない、のである。
数日間、あーでもないこーでもない、とやってみても動かない。万策尽きたか、と思いつつネットを彷徨っていると、同じ悩みを抱えている人が改変したという怪しいパッケージをみつけた。いっそこれで試してみようかしらん……と、Linux 上で HDD に保存して、Windows 8 を立ち上げた、そのときである。
あっれー何か画面が綺麗なような……と思いつつチェックすると、何と Radeon Xpress 1150 のドライバが動作しているではないか! いや、まだ怪しいパッケージはインストールしていないのである。それにも関わらず、ちゃんと 1280 x 800 で表示されているのだ。
かくして、今僕はその Windows 8 上でこれを書いているわけなのだが……まさか、この後再起動したら、また元に戻っていやしないだろうなあ……と思いつつ、これが夢ではない証拠に、今これを書いているのである。それにしても、本当にこういうところが嫌いなんだよ、Windows の。
かくして使い始めた USBメモリ型 IC レコーダだが、困った問題がひとつ発覚した。android で mount できないようなのである。
ハードウェア・イニシャライズした後の時点でこのレコーダを Linux で mountすると、デバイス全体がひとつのパーティションのように見えている。たとえば /dev/sdc のように見えていて、
$ mount /dev/sdc /media/usbdisk
などのように mount するとちゃんと mount される。そしてこのデバイスの中に RECORD というディレクトリができて、その中にサウンドファイルが save されている。
しかし、これを android 端末で mount しようとすると、mount することができない。では /dev/sdc1 をちゃんと作っておけばいいんでしょ、と fdisk でパーティションを切って、ちゃんと FAT32 にタイプを変更して mkfs.vfat でフォーマットしておくと、ちゃんとここに RECORD ディレクトリができて、その中にサウンドファイルが save される。ところが、しかる後に android 端末に mount すると、mountはできるのだが、RECORD ディレクトリは消え、LOST.DIR ディレクトリが生成される。そしてサウンドファイルにはアクセスできなくなってしまう。
さんざん試した結果達した結論は「android 端末に差さない限りは使える」というものだった。しかし、このレコーダを USB メモリとして使えない、ってことになるしなあ。どうしたものか。