typo-graffiti
まず最初に断っておくけれど、以下の話はTYPOGRAFFIT™とは何も関係ないので悪しからず。
先の blog の例文で「漢字仮名混じり文」と書いているけれど、何か違和感を感じたのでチェックして、そのことに気付いて唖然としたのだった。「漢字仮名交じり文」じゃないか! おい、何書いてるんだ→俺!
いい歳をした大人がこんなことをしていたのでは情けない限りだ。訂正しておくつもりだけど、戒めのためにメモっておくことにする。
まず最初に断っておくけれど、以下の話はTYPOGRAFFIT™とは何も関係ないので悪しからず。
先の blog の例文で「漢字仮名混じり文」と書いているけれど、何か違和感を感じたのでチェックして、そのことに気付いて唖然としたのだった。「漢字仮名交じり文」じゃないか! おい、何書いてるんだ→俺!
いい歳をした大人がこんなことをしていたのでは情けない限りだ。訂正しておくつもりだけど、戒めのためにメモっておくことにする。
TeX / LaTeX で日本語フォントを使う場合、どうしてもフリーのフォントを埋め込みたい場合があるかもしれない(通常はむしろ、日本語フォントを埋め込まない方がトラブルは少ないと思うけれど、僕みたいに xpdf とか gv とか使ったりする奴がいる場合には、問題が生じることもあるので……)。ということで、フォントに何が使えるのかを色々検討していたのだけど、とりあえずこんな感じで現時点では決着をつけた、と言っていいんじゃなかろうかと思う:
http://www.fugenji.org/~thomas/texlive-guide/font_setup.html
ちなみに、明朝・太明朝・ゴシック・太ゴシック・丸ゴシックを埋め込んだ結果を以下に示す:
比較のため、ヒラギノフォントで同様の埋め込みを行った場合の画像も示す:
最近、配布目的の PDF を作る必要が生じて、dvipdfmx でどんなフォントを埋め込むか、あれこれ思案している。
OTF パッケージを使って作成した日本語 PDF ファイルに使うフォントは、
IPA / Takao フォントには、いわゆるウェイトがない。dvipdfmx のフォントマップに "Bold" というオプションを付与すれば、機械的にフォントを太くできるのだが、こうするとフォントが埋め込まれない。ということで、いくつかフリーのフォントを物色して、個体差でバリエーションを出せないか、と思って、あれこれチェックしていたわけだ。
字体をチェックした結果、太ゴシックには Monapo フォントを、丸ゴシックにはモトヤフォント(登録制で3種類のフォントを各々1ウェイトだけフリーで提供している)の「モトヤシーダ1」を使うことにした。さて……あとは、太明朝なのだけど……どうしよう。
オールドスタイルではあるけれど、肉付きという意味で言うならば、出島明朝などが使えそうだなあ、と試してみたのだが、やはりグリフ数に問題があるようだ。英数字を他のフォントから移植して使っているけれど、たとえば \ajLig{F}(OTF パッケージで規定される "°F"……華氏温度の記号)がグリフに含まれていないようだ。これ位だったら、$\!$\textdegree F などとすればいいだけなので別にいいのだけど……ううむ。グリフの表を作ってチェックしつつ、しばらく使って様子を見る必要がありそうだ。
たまたま、何の気なしに『美文書作成入門』をパラパラ見ていたら、あれー俺ひょっとして勘違いしていたんじゃないか……と、ふと思ったのだった。端末の前に座り、 TeX / LaTeX のフォントマップをチェックしてみたら……あー、やっぱり。
僕は、Adobe-Japan1-UCS2 テーブルに関して、ちゃんと理解していなかったのだった。/AJ16 オプションを設定する場所を精査して作り直した「IPA ex 明朝 / ex ゴシックフォントを埋め込むフォントマップ」を使ってみると……おお、今まで IPA フォントで組版できなかった .dvi ファイルから、何の苦もなく PDF が生成できるではないか!
今現在、Debian GNU/Linux における標準的な日本語 TrueType フォントはTakao Fonts なので、同じように Takao ex gothic / ex mincho を参照するフォントマップを書くと……問題なく PDF が作成できる。まあ Takao フォントはもともと IPA 由来で、改変・再配布の制限をクリアするためにリリースされたものだから、出来て当然と言えば当然なのだけど、これで IPA / Takao の利用頻度が上がりそうである。それにしても、IPA という組織には一片の感謝の情も湧かない(なんたって IPA と言えば、あの悪名高き「Σプロジェクト」の胴元である)けれど、林隆男氏にはいくら感謝してもし足りそうにないなあ。
茨城県水戸市生まれ。
横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。
その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。
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