書いた後が大変

この blog は簡単な PHP で構築されているのだけど、これを昔の HTML ベタ書きに戻そうか思案中なのである。というのも、この blog が良からぬ輩に目をつけられているので……

おそらく、このエントリーを書いて程なく、中国辺りの偽物ブランド通販サイトの URL がコメントに記入される。おそらく連中の監視リストに fugenji.org が入ってしまっているのだろう。このアクセスは世界中の、セキュリティがザルなサーバを経由して行われる。書き込みがある度にこちらはアクセス記録を解析し、該当する範囲のアドレスからのアクセスを禁止する……という繰り返しになってしまっている。

今のスクリプトに captcha を導入するのも面倒だし、そもそもコメントを活発に求める必要は実のところあまりない。用事のある人はメールを送ってくることが多いので……となると、究極のセキュリティ対策はローテク化なのかぁ?という話になるわけだ。うーん。まあしかし、どうしたものかなあ。

私のところでは……

某 Q&A の場所にて、ある PDF を画面で表示させると文字がかすれる、という質問があった。ああ画面の解像度との兼ね合いでそうなっているんですよ、だからね……と回答してから寝たのだったが、起きてみると、その筋で有名なお方お二人が「私のところではかすれません」と書き込まれている。

そりゃそうだろうねえ。片方のO氏はたしか Mac ユーザだったはずだし、もう片方のH氏は印刷会社で論文を含む各種文書の版組みを仕事として行われている方だったはずだから、どちらの方も、解像度の低い環境とは縁遠い日々をお過ごしなんだろうと思う。そんな環境でその PDF をご覧になったって、そりゃあかすれないでしょうね。

でも、ここは、安い Windows のノートパソコンを使ってるユーザのことを、少し位は慮らなきゃいけないところなんじゃないだろうか。その筋で名の通っている人が「私のところではかすれない」と発言する、ってことは、「この問題に関しては『かすれない』ことが政治的に正しい」「かすれてるあなたの方がおかしい」というニュアンスを相手に与えかねないんじゃないんでしょうかね。

この手の質問に対して「私のところでは」と答えたくなる気持ちは分からないでもないけれど、少なくとも相手は、相手の環境下において困っているのが明白なんだから、そこは最初に配慮すべきところだと思う。僕は「貧乏人は麦を食え」という言葉を思い出しましたよ。後付けでその発言を正当化することはなんぼでもできるんですよ。「いや、米より小麦の方がビタミンB1 を含んでいて脚気になりにくいので」とかさ。でも、最初の発言に込められていた言霊が、傲慢な色を感じさせるものだからこそ、その発言は責められるわけでしょう。

勘違い

TeX Wikiでは、僕もいくつかの記述を起こしたり、手を加えたりしているわけだけど、前々から妙な……やたら大規模な割にはここでの情報共有化に何ら貢献し得ないような……文書が大量に書き込まれたこともあって、最近はあまり手をつけずにいたのだけど、同じようなことを思っていたのは僕だけではなかったようだ。『TeX Wiki の「古い情報」』というスレッドを詳しくは御一読いただきたいのだけど、前々から無用な記述を濫造していた輩がピシャリとやられた模様。しかしねえ……まあ、僕としてはやや複雑な思いもあるわけだ。ああ、いや、僕は前田氏の言われることに全面的に首肯するものだけど(嫌気が差して沈黙していた僕より、苦言を呈した氏の方が余程建設的だと思う)、どうしてこの匿名氏のような輩が出てくるのかが分からないわけだ。

手前勝手な論理で記述を連ねるならば、僕がやっているように自分で文書をまとめて自分のサイトで公開すればいいだけの話なのだ。僕の書いたものの場合、それがどうなっているかというと、TeX Wiki からリンクされている。有用ならばそうしていただければ良いだけだし、そうでないならシカトしていただければ良いだけの話だ。自分の書くものが一種の叩き台としての存在意義しか持ち得ず、それを基に他の方々が更に有用な記述を連ねてもらえるならば、TeX Wiki の方に書くだろう。Wiki に書く必然性というのは、つまりはそういうものなのだろうと思うのだけど、しかし件の匿名氏にはそういう意識が欠如していたとしか思えない。いやはや、とんだオナニー野郎だ、としか僕には思えぬ。

そもそも、この世は広いし、人の生き様は様々あるわけで、自分がこうだと思ったことと違う方法論で何事かを為す人なんてのは星の数程いるわけだ。そういう人々をも含めて、何事か益となる情報の集積を為す上で Wiki は有用なのだろう。自分の歪んだ世界観を一般化するために、それも他人の立ち上げた Wiki であれだけの記述を粗製濫造する、その情熱が僕にはとんと理解できない。何度でも書くけれど、そういうことをしたいなら自分で立ち上げた Wiki ででもやってもらいたい。まあ僕にとってはそれは有益だとは思えないけれど。

shannon-x61ファン交換

最近、shannon-x61 のファンがまた異音を立て始めたので、ヤフオクでファンを入手して、でも面倒くさがって交換せずにいたのだけど、さすがに我慢の限界に達して、今日の昼に交換をしたのだった。しかし……組み直して立ち上げようとすると、デバイスが一切見つからない、という恐ろしいメッセージが出て止まってしまう。おいおい。

これでは昼休みがなくなってしまう……と悲鳴をあげつつ再度分解。HDD のコネクタがメインボードから抜けている、という、あまりにアホなミスをしているのを発見し、がしがし組み直す。ダメダメや……

かくして再び静かになった shannon-x61 なのだけど、これもあとどれ位もつかなあ……次に何を買うかもう検討を始めるべきかもしれない。メモリが馬鹿高いという現状もあるしね。次はやはり 8 GB は載せたいところ(Linux ではこんなに必要ないのだけど、Windows がねぇ……)なのだけど、そうなると結構選択範囲は狭くなる。うーむ。金がぁ……

Profile

T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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