sid 上で pLaTeX を使うのは

最近、日本語で書くのにあまり使っていなかったLATEXだが、Debian GNU/Linux (Sid) 上で使おうとしたら……あれれ。フォント周りとかおかしいなぁ。しかも、前は UTF-8 で何も問題ないと思っていたのに……ということで、暫定的に Windows 上に日本語TEXをインストール中。

それにしてもTEXとの付き合いは長い。学生実験のレポートとかもこれだった(ちなみに1990年代初頭のことである)し、学部の卒論も、修論も、学位論文も、皆TEXで書いたんだった。学部のときは NeXT のレーザープリンタで出力したけれど、修士と学位論文のときはキヤノンのレーザーショットをつないだ Mac の上で Ghostscript を走らせて出力して、学位論文刷り上げるのに1日以上かかった……しかも、何かのタイミングで Mac が固まるので、印刷所に原稿を送る一週間前から、半泣きで出力していたのであった。

まあそれも今となっては思い出(いい思い出、とはとても言える気分じゃないけれど)。ちょっと込み入ったことをするために Leslie Lamport 本(古いのは持っているんだけど、LATEX2εになってからのは持っていない)と、毎度おなじみ奥村本を注文する(これも最近買っていなかった)。久しぶりに「あーここ根性で入れて―」とか言いながら使うのだろうか。

悩ましい emacs

もともと、僕は自分で make できるものは自分で install することが多かった。特に emacs 関連はそうだった。しかし、今はシステム(Debian GNU/Linux sid を使用)のパッケージが十分新しいので、それで誤魔化している状態である。自分で頻繁に make するのは kernel 位である。

しかし、やはり emacs は自分で管理しておきたい。そう思って、久しぶりに cvs から source tree を落として make してみたのだが……うーん。パッケージを消してこれを入れるかどうするか。悩ましいところである。

なにせ、これを使うようになると、apel, flim, semi, dd-skk, mew, navi2ch は全て自分で管理することになるわけで、毎日 cvs で update をかけて make する日々になる。うーん……で、結局 <emacs>/etc にある celibacy.1, condom.1, sex.6 を /usr/local/man/man1/ と /usr/local/man/man6/ に copy しただけだったりする。なんだかなぁ。

別にオタクじゃないんだが

久々に『攻殻機動隊』の DVD など取り出して観ているのだが……今観てもよく出来ているな。個人的には、SPring-8 を使っていた身としてツボが結構あるのだが(あそこが順調に発展すれば、あるいはこの通りになっていたかもしれぬ)、やはり Linux 上で観られるというのも大きいかもしれない。

Windows しか使ったことのない方にはお分かりにはなれないとは思うけれど、WIndows の MediaPlayer というのは、とにかく「重い」。僕は K-Lite Codec を使っているので、K-Lite が添付している MediaPlayer Classic を使っているのだけど、それでも重いし、時々は process が zombie になってなかなか消えてくれずに困ることもある。

今僕は、Linux 上で gxine というプレイヤーを使用して DVD を観ている。この gxine というのは、xine というハンガリーで開発されたマルチメディアプレイヤーを基にしているのだけど、これが登場してから、Linux 上でマルチメディアの恩恵に与るのが決定的に楽になった。とにかく軽いし、世間に流通しているほとんどのフォーマットのファイルに対応している。ワイルドカードを使用したファイルの指定はできないけれど、これに関しては mplayer を併用すれば問題はない。

それにしても、どうして Windows というのはあれ程重いのか。そして皆どうしてあんな OS を使っていて不平を言わないのか。全く以て理解できない。ちょっと前だったらスーパーミニコンとかで動いていたのよりも尚速い CPU に、かつての HDD 並のメモリ、そしてちょっと前だったら部屋一つを占有する程の容量の HDD や SDD。そんなものを使って、どうしたらああも重くできるのか、そしてそんなものを駆使して、どうしてああも重いソフトで満足していられるのか。「みんな使っているから」だぁ?なんだかなぁ。

またもや環境再構築

このところ不調だった Linux 環境に大鉈を振うことにして、さっくり環境の再構築を行った。どうも X のサーバ関連で Debian が何か動きがあるのか、サーバの一部が置換されてしまうと X が起動しない、というのに悩まされて、ついに荒技に出たというわけなのだが……いや、/home に復旧セットを作って再インストールを行うので特に何も問題は生じないのだけど、ただひとつ、Intel Compiler の復旧だけが面倒なのである。

何が面倒って、まずアーカイブがデカいこと。そして VTune を入れると daemon と module でちょこちょこやらなければならないこと(正直言って VTune はほとんど使わないので、いっそ消してしまった方がいいのだろうか)。まぁ、何十分かうだうだやって、作業は終了した。

今は復旧した shannon(Linux と Windows Vista Home Basic 64 bit のデュアルブート端末)の上でこれを書いているのだけど……来年度になったら、shannon もそろそろ更新の時期である。こんな作業でうだうだやっていても、あっと言う間に機種更新、だものなぁ。何か人生の無駄遣いをしているような気がしてきて、暗澹たる心地になるのであった。

Profile

T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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