ThinkPad X61 の HDD を交換した。今回は、Western Digital の WD7500BPKT (750 GB, 7200 rpm) を TSUKUMO の web ショップで購入。かなり贅沢だが、これに Windows 8 Pro と Debian GNU/Linux のデュアルブート環境を構築することにする。
まず、新しい HDD に GNU Parted でパーティションを切り、フォーマットまで済ませておく。それから内蔵 HDD(HGST のだった)と入れ替えて、今までの内蔵 HDD は新しい HDD と一緒に購入したケースに入れる。
まず、Windows 8 Pro のインストールから始める。僕が持っているのはアップグレード版だが、こいつは認識できるどこかに過去の Windows の痕跡を発見すれば、それで任意のパーティションへのインストールが可能になる。だから、古い HDD を USB 経由で接続しておけば、内蔵 HDD の方にクリーンインストールを行うことができるのだ。
Windows 8 Pro のインストールが終わったところで、GNU Parted Live CD から起動し、Linux のシステムを新しい HDD に移す。これは、たとえば新旧のパーティションを mount してから、tar を使って、
$ sudo tar clSf - ./ | ( cd /mnt/sdb1 && sudo tar xfp - )
などのようにすれば良い。移行終了後、/dev/disk/by-uuid 辺りを見ながら、新 HDD 内の /etc/fstab を書き換えておく。しかる後に、Debian のインストーラーの入った CD で起動して、GRUB を MBR にインストールすれば、作業終了である。
Linux に問題がないことを確認したところで、GRUB をアップデートして、Windows 8 Pro も起動できるようにして、全ての移行作業は終了。しかし、この後、Windows 8 関連の面倒なアップデート、それに再起動の嵐が待っているのだった。
今、試験的に shannon に tlpretest を入れているのだけど、インストールしたそのままでは使えない状態である。
具体的には、/usr/local/texlive/2013/texmf が存在しないので、/usr/local/texlive/2013/bin/x86_64-linux 内のシンボリックリンクが半分以上死んだ状態になっている。とりあえず、
$ cd /usr/local/texlive && ln -fs texmf-dist texmf
とでもしておけば、この問題はクリアされる。
で、さあ使ってみようかなー、と思ったら、やはり様子がおかしい。色々チェックしてみるに、どうやら /usr/local/texlive/2013/texmf-dist/scripts/tetex がなくなっているために、やはりいくつかのシンボリックリンクが死んだ状態になっているためらしい。これもとりあえず、
$ cd /usr/local/texlive/2013/texmf-dist/scripts && ln -fs texlive tetex
としておくことにする。
これで一応使えるようになるのだが……いいのかねえ、これで。うーむ。
猫と暮していると、いくつか困ることがある。よく吐く(毛繕いで毛を飲み込むので)とか、そこらで爪を研ぐとかいうのは、まあ最初から分かっていたことなのでいいのだけど、毛があちこちに入り込むのは、正直ここまでとは思っていなかった。
shannon は、大体10日に1回位のペースで掃除機で掃除することにしている。シャットダウンして筐体をひっくり返してみると、ファンの吸気口が一面に白い毛で埋まっている。当初はピンセットや粘着テープも試したのだけど、入り込むのと逆の方向に除去する、つまり、吸気口から吸い出すのが一番ファンにも残らないようなので、ずっとこうしている。
ThinkPad X61 も、CPU ファンが結構強いので、今回初めて掃除機で大々的に掃除をした。電源を要れると……ん、Fan Error と出て立ち上がらない。冷や汗が流れる。口で空気を吹き込んで、ファンを一度強制的に回してから reboot すると……今度は正常に起動した。はぁ、まだファンは入手可能だから、いざとなったら交換するしかないのだけど、こういうときは本当に不安になるよなあ。ちょっと古いものを使う上では避け難いことだけど。
世界に5か所ある tlpretest の mirror site のうち、中国の ctex.org で公開が開始された模様。以後、順次各 mirror site でも公開が始まるものと思われる。とりあえず、rsync で手元に archive tree を落としているところだが、現時点での内容は frozen の TeX Live 2012 と同一。