書籍、二冊査収
養老孟司氏の『唯脳論』(ちくま学芸文庫)と、『暴走する脳科学――哲学・倫理学からの批判的検討』(河野哲也 著、光文社新書)を査収。
前者は難解だという話が巷で出ていたけれど、全くそのようなことはない。極めて明解に書かれている。解説が脳科学者の澤口俊之氏というのが少し笑える(いや笑っちゃいけないのかね……そう言えば、Wikipedia で彼のセクハラ問題に関する記述が全て抹消されているのはどうしてなんだろうなあ)。
後者は、いくつか読んだ脳科学への哲学・倫理学的考察の中で最も食指を動かされたので査収した。これも例のアルコー延命財団絡みの考察の過程で出会ったのだけど、やはりこういう本は図書館から借りるだけでは物足りない。
2011/02/04(Fri) 16:09:40 | 日記