論理的思考力、ねえ。
最近、日本人の論理的思考力が落ちている、ということがしきりに言われている。僕は最初のうち「いやぁそんなことないんじゃないの」と思っていたのだけど、小中学生で、論理的思考を問われる問題が出ると、教科の別なくお手あげだ、という子が結構な割合でいるらしい。
うーん、たとえば、こんな問題が出たら、解けなかったりするのだろうか。
ここに27個の小球がある。27個は全て同じ外形で区別がつかないが、ひとつだけ重さの違うものが混じっている。天秤を3回だけ使って、重さの違う小球を選別する手順を示せ。これって、小球の数が9個、ということでよく出てくるらしいけれど、12個でも13個でも15個でも21個でも、そして27個でも解けるはず、なんだよなあ。何故9個なのかしらん。
ちなみに(書く必要性をあまり感じないのだけど)一応解を書いておく。
まず、27個の小球を、小球9個からなる集合 A, B, C に分割する。天秤に A と B を載せた(1回目)とき、天秤の下がった方の集合に重い小球がある。つりあったときは C に重い小球がある。
次に、重い小球の含まれる集合を、小球3個からなる集合 D, E, F に分割し、D と E を天秤に載せる(2回目)。天秤の下がった方の集合に重い小球がある。つりあったときは F が重い小球である。
次に、重い小球が含まれる集合の小球 G, H, I から G と H を取り、天秤に載せる(3回目)、天秤が下がった方が重い。もしつりあった場合は I が重い小球である。
2011/03/07(Mon) 13:20:42 | 日記
Re:論理的思考力、ねえ。
> ひとつだけ「重い」ものが混じっている。or> ひとつだけ「軽い」ものが混じっている。
> じゃないと解けないのではないか?
あー、天秤の上下に関しては、ひとつだけ「重い」のケースだけを考えて解いてますね。ただし、
重さが違う = 重い or 軽い
なので、そこには問題はないと思いますが。