悪名高き……

前回書いたように、使っていた PHS の電池が御臨終(大抵のケータイのバッテリは中国から入手できるのだが、9(nine)+ の場合はさすがに難しいようだ)になったので、U が持て余していた WS007SH という Windows Mobile 端末を譲り受けて使い始めた。

外観を以下に示す:

WS007SH
まあこんな感じなのだけど、このままだとあまりに使いにくいので、色々手を加えることにする。

まずシステム関連のフォントを MigMix 1M-regular に変更。レジストリエディタを入れ、通信関係の設定を最適化して……とやっているうちに、実はこの端末が VGA で表示可能だということに気付く。

WS007SH-vga
じゃあどうして QVGA で表示させているのか、というと、それは SHARP と Microsoft の意向、らしい。某所で公開されていたキットで VGA 表示ができるようにしてみたら、なんと、メモリに数メガバイトの空きができるのである……何つー馬鹿な初期設定なんだ……

PDF リーダや、青空文庫形式のテキストのパーサなどを入れてみる。外部記憶領域として、手持ちの 2G の miniSD カードを挿しているので、ちょっとやそっとでは記憶領域不足にはならない……うーむ。本当は Emacs を入れたかったんだけど、Windows CE 用に build された Emacs が現在は入手できない模様。一応 ARM 用のクロスコンパイラは入手してあるんだけど、これでビルドして、果たしていけるのかどうか…… Meadow とかを rebuild したらいいのかしらん。うーむ。

まあそんなわけで、この絶滅寸前の恐竜みたいな「ファットフォン」(オツムもガタイも含めて、さすがにこれをスマートとは言い難いものを感じる……)、これからどれ位の間使うか分からないけれど、まあとりあえず使ってみることにしましょう……

2011/12/16(Fri) 11:45:29 | コンピュータ&インターネット
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T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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