Emacs on Mac OS X

このところ、Emacs の make が OS X 上で通らない。ここにある Mac は Snow Leopard で、Xcode 3 と homebrew を入れてあって、bazaar で落とした trunk のソースから make しているのだけど、X 上で gtk ベースで動作するように configure を走らせると、xterm.c のコンパイルで止まってしまう。

ポインタの処理に関する ifdef を決め打ちにするように書き換えれば通せるのは分かっていたのだけど、GNU 関係の bug report にそれに該当する記述が見当たらなくて、どうも奇妙だなあ……と思っていたのだけど、先日、ようやくそれらしき記述を発見した:

Bug 21974 - XrmSetDatabase should reset XlibDisplayDfltRMDB unconditionally
どうも libX11 の潜在的なバグのせい、らしい。このリンク先からリンクされている http://lists.gnu.org/archive/html/bug-gnu-emacs/2009-05/msg00633.html で提示されている patch を手で apply することで、xterm.c のコンパイルは通るようになった。

しかし、これで問題が解決したわけではなかった。今度は:

alloc.c:766: error: negative width in bit-field ‘_gl_verify_error_if_negative’
で落ちる。

これに関しては……うーん、bug#9713: emacs 24.0.90 alloc.c assertion failure ってやつか? しかしこれって既に trunk には反映されているはずなんだが……と思っていたら、homebrew の gtk+ と pango が update された模様。これがそもそもちょっとアヤしいんだよなあ……ということで、そちらの更新終了後に改めて make してみる予定。

2012/02/09(Thu) 11:21:52 | コンピュータ&インターネット
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T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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