ファン交換
ThinkPad X61 のファンがいよいよダメになってきた。ファンの回転が変化するときに「カラカラカラカラ」と派手な音がする。真夜中に使うのが少し憚られるような状況になった。
本来、X61 のファンはユニットアッセンブリーになっていて、CPU と GPU から熱を伝える銅製のヒートパイプと、シロッコファンが密着した同じく銅製のフィンが込みになっている。しかし、全て交換するのはあまりに勿体ないので、ファンだけを某オークションで入手して交換することにした。
HDD → メモリ蓋 → キーボード → 外周部 の順番に分解していく。ディスプレイと指紋認証センサのメンブレンケーブルを外し、HDD コネクタ周辺のカバーを外し、PCMCIA カードスロットのネジを外すと、メインボードが外れる。これを裏返して、ヒートシンクとファンを取り外す。予想通り、CPU の冷却グリスが劣化していたが、今回はそのまま少量のアルコールで練って、ファンを交換してからそのまま取り付けた。途中、無線 LAN と bluetooth のスイッチ(これが機械的に ON/OFF できるのがらしくっていいけど)のノブが外れたりして往生したけれど、作業自体はスムースに進められた。
で、立ち上げてファンの回転数を監視していると……え、こんなに静かだったのか? という位に静かになった。ぐずぐずせずにさっさと換えるんだったなあ……しかも、冷却速度がぐんと上がった。いい加減ファンのモーターがヘタっていたんだなあ、と改めて実感したのだった……