coming soon
以前にも書いていると思うのだけど、僕の手元の Dell Inspiron 1501 (shannon) と Lenovo ThinkPad X61 (shannon-x61) には、二番目の OS として Windows 8 pro を入れている。どちらも普段は Debian GNU/Linux (sid) と最新の vanilla kernel を自分で build したものとを組み合わせて使用しているのだけど、まあ他の人は大概 Windows を使っているわけで、それに対応しなければならない、というのと、音楽関連のソフト(具体的には Steinberg Cubase)を使うのに Windows が必要なことから、こういうことになっている。
おそらく皆さんご存知と思うが、Windows 8 というのは大層評判が悪い。特に(皮肉なことに Windows 95 出現当時にこれが原因で叩かれた)スタートメニューを排したこと、デスクトップ環境よりもタブレット端末向けと思われるインターフェイスが基本になっていることが、その原因だと思う。僕もインストールして最初に触ったときに、あまりのことに息が止まるような思いがしたものだ。幸い、Classic Shell などのユーティリティでこれを改善することは可能で、僕も今はそうやって使っているわけだ。
今夜8時、Microsoft は、この悪名高き Metro ユーザーインターフェイスに対して対処を行った Windows 8.1 を公開する。僕も公開されたら手元のシステムをアップデートするつもりである。しかし、だ……あのスタートメニューに関してはこんな話があるわけで、要するにスタートメニューは以前のようなかたちでは復活しない、ということが既に分かっている。まあそれはそれでいいですよ…… Classic Shell があるからね。問題は、Microsoft が小細工をした箇所と Classic Shell が「当たる」ことがないだろうか、ということだ。これで当たるようだったら、もう目も当てられない。
ほーらそうでしょう、だから Windows 7 使ってるのが賢いんだよ……とか言う方がおられるかもしれないけれど、売り物の OS に関しては、サポートの問題(まあ Microsoft のサポートなんてないのと一緒じゃん……という話はさておき)から考えても、できるだけ最新のものを使いたい。特に仕事に関わるものに関しては尚更である。まあそれが普通なのだ。その普通が通用しないところに、Microsoft という企業とそのプロダクツの異常性が垣間見えるわけだが。