なべスパイラル
最近、標題の通りの状態である……と書いても、何のことやら分からないだろうけれど、要するに、鍋から抜け出せずに一日の食事が決まってしまう、ということを言いたいわけだ。
晩の食事を作るのが面倒で、手元に白菜と鶏の腿肉があると、ついつい鍋にしてしまう。これを食べ終えると、野菜と鶏のだしが程よく出たのが残るわけだけど、これを捨てるのも勿体無くて、先日年越しそばを食べるのに作っためんつゆ(かえしとかつおだしから自分で作ったものである)でちょいちょいと味を整えて、野菜をちょこっと入れてみると、なかなかにいい塩梅になる。ここに焼いた餅の二切れも入れればお雑煮の出来上がりで、これで朝昼兼用、とかしてしまう。するとちょうど空になった鍋が残るのだけど、これをきっちり洗って乾かして……というのが何となく面倒で、ついついそこに野菜と鶏肉を投入して鍋にしてしまう。で……振り出しに戻る、というわけだ。
始末が悪いのが、こうやっておくる食生活は至極バランスがよろしいのだ。快食快便(ビロウな話で申し訳ないけれど)だし、餅は腹持ちがよろしい。肉も野菜も、脂肪少なくがっつりといただける。かくしてますますこのなべスパイラルから抜け出せなくなっていくのだ。こまった。七草までには餅がなくなりそうなので、そこまではこのペースで続いてしまいそうだ。