buffer
日々多忙ではあるわけだが、ちょっとづつ、ちょっとづつ録音の環境を整えている。現在の懸案は、
- ワウにノイズが乗るのを何とかしたい
- 歪み系の増強
- 昔のテープレコーダーの ALC のようなエフェクト
ワウにノイズが乗る原因は明白で、ワウの入力インピーダンスが低いからだ。バッファを設ければいいわけだけど、せっかくなので、ワウに内蔵するのではなく、楽器の出力にできるだけ近いところにバッファを挿入できるようにする。ストラップに両面テープで小さなケースを貼り付けて、その中に 9V 動作・電池駆動のバッファを入れて、パッチケーブルで楽器と接続すればいいわけだ。
この手の用途には、10代の頃から 2SK30 を使っていたわけだけど、2SK30ATM ももうディスコンである。相当品や在庫を含めて入手は十分できるのだけど、今回はもう少し新しい石を使うことに……と思ったんだが、ちょっと気が変わり、2SK170 を使ってみることにする。これももうディスコンなのだけど、前から一度テストしたかったので。
部品点数は極めて少ない。入力と出力にパスコン1つづつ、あとは抵抗3つと石だけである。この点数なので、空中配線で作ってしまうことにする。あやとりを解くような感じで、一番直線的に入力と出力がつながる配置を考えて、部品の足を捻り合わせ(足の根本に力が集中しないようにラジペンで保護しながら)て半田付けするだけ……あっという間に終了である。
先日買ったリョービのドライバードリルに、これも先日買ったステップドリル……いわゆるタケノコ……を使ってケースに穴開け。いやーステップドリルは便利だわ。ミリ建てだと高いので購入を躊躇っていたのだが、インチ建てだと単品の半値以下で3本セットが買えてしまう。標準ジャックもスイッチや VR の穴もほとんどインチ建てだし、ミリでもガタが出る程の寸法差はない。アルミキャストのケースで切削性はもともと良いので、下穴を開けてからステップドリルで拡張するだけ。
3P ジャックの在庫が切れているので今日はここまで。ジャックを入手したら配線するだけでもう完成である。