○○以外全部××
音楽用に使っている Dell inspiron 1501 のディスプレイが突然表示できなくなった。どうやらインバータの故障らしいのだけど、インバータだけを交換したり、バックライトを自力で交換したりする気力は今はない。新しい機種に更新しようか、とも考えたのだけど、少なくとも現状のレコーディングには今以上のマシンパワーは(そりゃあればある方が良いのだけど)是非とも必要というわけではない。プラグインのセットアップの手間を考えると、現行機種のままでちょっとの間は使い続けたい。
ということで、ヤフオクで Inspiron 1501 の出物を探す。そうそう、Vostro 1000 ってのもあったっけ(ビジネスユースのモデルで、中身は Inspiron 1501 と同じ)、と探してみると、キートップが一部破損した Vostro 1000 を発見。これを落札した。どうせ僕の場合は ASCII 配列のキーボードに換装してしまうのだから、JIS 配列のキーがどうだろうが関係のない話である。
早速送られてきた Vostro 1000 をチェックする。おー、思っていたよりも程度が良い。特に ExpressCard スロットは全くと言っていい位使用形跡なし。なるほどねえ。僕のようにここに eSATA ボードを突っ込んで、とかいう奴は少数派なのか。
とりあえず HDD だけを換装してみると、若干怪しいところがあったものの、Windows のライセンスの問題も発生せず、普通通りに使える状態になった。しかし、この Vostro 1000 の CPU は Mobile Athlon 64 で、そりゃあもうクソ遅い。うーむ、帰ったら換装かなあ、と思いつつ、仕事に出掛けたのだった。
ハードな仕事から帰ってきて、一息ついたら換装作業を開始。何が苦しいって、こいつは CPU の換装のためにディスプレイを外さなければならないのだ。何なんだかなあ……と思いつつも、メインボードが剥き出しになるところまで、新旧2台をバラす。ついでに無線 LAN のボードも換装しておくことにしよう。
もともとの Inspiron 1501 に装着していたのは、ちょいとマイナーな Turion 64 X2 というCPU である。リリースされた中で二番目にクロックの速いモデルを装着していて、これとメモリを潤沢にしておいたおかげで、この年代物が未だに何とか使いものになっているわけだ。これを Mobile Athron 64 と交換して、ついでに mini PCI Express 端子に挿さっている無線 LAN ボードも交換しておくことにする。もともとここには Dell の純正ボードが挿さっているのだが、僕のもともとの Inspiron 1501 では Intel のボードを使っていたので…… Linux の方の kernel の reconfig が面倒だし。
かくして、問題なく元に戻った Vostro 1000 は、今 Debian のパッケージの更新中である。この状態で寝て、明日起きてから、音楽関連のチェックを行えば、あとはゆっくり休める……いや違う。録音の準備なんだよこれが。結局休めやしないというわけなんだが。まあ、これも性分なんでね。