sdic を使う
sdic は以前からよく使っているのだけど、Windows の方に入っている英辞郎の辞書ファイルを使えるようにしていないので、これをどうするか、ちょっと考えていたところだった。今日は思いがけずに時間が空いたこともあって、この際だから使うようにしてしまおう、と腹を決めた。
何日かぶりに Windows を起動する。この WIndows のシステムディスクの中には英辞郎の第五版がインストールされているのだけど、この版の辞書はそのままでは sdic で使用することができなかった……はずだ。とりあえず、英辞郎の検索に用いている Pdic の古いファイル形式(テキスト一行形式)に変換しておいて、再び Linux で起動する。
Debian GNU/LINUX (Sid) では一応 sdic 関連のパッケージが公開されているのだけど、このパッケージで sdic-eijiro を入れようとするとどうもうまくいかない。業を煮やして、sdic 関連のパッケージを purge してしまう。いや、そもそも sdic なんて完全自力で入れていたんだし。
有り難いことに、eiei さんという方がテキスト一行辞書形式ファイルを .sdic 形式に変換する ruby scriptを公開しておられるので、これを pdic2sdic.rb という名前で保存しておいて、nkf -w8 オプションでパイプを通した辞書ファイルを流し込めば、sdic 形式のファイルが出来上がる。後は .emacs.el に辞書の設定を書くだけなのだけど、折角なので、辞書のインデックスによる高速化も考えておく方がいいだろう、ということで、山下達雄氏のページからSUFARY 2.1.1をダウンロードして /usr/local 以下にインストール。あとは、
で、.emacs.el 中の辞書定義行に array コマンドを呼ぶように記述を追加する……と。こんなもんですかね。$ cd /usr/local/share/dict
$ mkary ./eijiro.sdic
$ mkary ./waeiji.sdic
僕の知人には何人か、TOEIC のスコアが殺人的に高い人というのがいて、しかもそういう人に限って「あれはね、まあ一種のボケ防止チェックですわ」なんてことを平気で言う。おかげで、英語に関する根強いインフェリアー・コンプレックスが消えてくれないのだけど……まあ、だから英辞郎なんかも使うわけなんですよ。昔は American Heritage のペーパーバックがお友達だったけれど。