upTeX / upLaTeX を使う

ptetex3導入後はかなりいい感じだった僕の TeX / LaTeX 環境であったが、やはり Unicode native にしておきたいなあ、と思っていたところにupTeX / upLaTeXの存在を知った。せっかくなのでこちらに移行しておくことにする。

upTeX / upLaTeX は ptetex3 への patch という形態で供給されている。僕の手元の環境では、まず、

を同一ディレクトリに入れ、ptetex と uptex の archive を展開しておく。ptetex のディレクトリ内で、
$ cat ./my_option.sample | nkf -w > ./my_option
$ vi ./my_option
my_option の内容は特に編集の必要なし(僕の環境の場合)。で、
$ cp ../uptex-[ver.]/patch/* ./
と patch を準備しておいてから、
$ ./0uptex.sh
$ make babel
$ make font
$ make fonty
$ make otf
で、後は make test でテストし、make install で /usr/local/teTeX 以下にインストール。

例の「『誰も教えてくれない聖書の読み方』新共同訳ガイド」の LaTeX document のクラス定義文を、

\documentclass[a4paper,12pt,uplatex]{jsbook}
とかして uplatex を通すと……おお、「しおり」が文字化けしないぞ。なるほど……

以下参考。

2010/04/18(Sun) 18:08:39 | コンピュータ&インターネット

Re:upTeX / upLaTeX を使う

後記。ここに書かれていることは obsolete です。
もし日本語で TeX / LaTeX を使われたい方は、
http://www.fugenji.org/~thomas/texlive-guide/
を御参照下さい。
Thomas(2011/10/02(Sun) 13:12:17)
Tittle: Name:

Profile

T.T.Ueda
Tamotsu Thomas UEDA

茨城県水戸市生まれ。

横山大観がかつて学んだ小学校から、旧水戸城址にある中学、高校と進学。この頃から音楽を趣味とするようになる。大学は、学部→修士→博士の各課程に在籍し、某省傘下の研究所に就職、その2ヵ月後に学位を授与される(こういう経緯ですが最終学歴は博士課程「修了」です)。職場の隣の小学校で起こった惨劇は未だに心に深く傷を残している。

その後某自動車関連会社の研究法人で国の研究プロジェクトに参画、プロジェクト終了後は数年の彷徨を経て、某所で教育関連業務に従事。

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