morisawa passport
実は、僕の手元の Mac には morisawa passport が入っている。U の業務用なのだけど、正直言って、年間五万円の維持費(そう、morisawa passport は購入しても所有できるわけではない……あくまでも一年間の使用権を持てるだけに過ぎない)は楽ではない。しかし、プロレベルでの組版作業では、やはりこの水準のフォントセットが必要になってくるわけで、つい先頃、一年間のライセンスアップデートを済ませたところである。
僕の方は、普段はこのフォントセットを使うことはない。Mac にはヒラギノがバンドルされてくるし、この Mac には Adobe の一連のシステムが入っているので、これに加えて小塚フォント(明朝・ゴシック各6ウエイト)も入っている。僕に関しては、これで何ひとつ不満はないのである。しかし……まあ、せっかく使えるんだったら使わない手はないかもしれないなあ、ということで、font map をちょこちょこと書くことにする。
実際にリュウミン等のフォントを使用してみると……あれー、意外と痩せた感じになるんだなあ。勿論、小塚のようにいっぱいいっぱいのフォント、例えば「新ゴ」等を使えば、そういう感じでない組版も可能なのだけど、少なくとも僕にとっては、手元の既存のフォントだけでも十分なようだ。もし、camera-ready な原稿を自分で組版する場合でも、ヒラギノと小塚フォントだけで十分間に合いそう……なのは、僕が広告媒体などの組版をしないから、なのだろうけれど。