Emacs on Mac OS X
このところ、Emacs の make が OS X 上で通らない。ここにある Mac は Snow Leopard で、Xcode 3 と homebrew を入れてあって、bazaar で落とした trunk のソースから make しているのだけど、X 上で gtk ベースで動作するように configure を走らせると、xterm.c のコンパイルで止まってしまう。
ポインタの処理に関する ifdef を決め打ちにするように書き換えれば通せるのは分かっていたのだけど、GNU 関係の bug report にそれに該当する記述が見当たらなくて、どうも奇妙だなあ……と思っていたのだけど、先日、ようやくそれらしき記述を発見した:
Bug 21974 - XrmSetDatabase should reset XlibDisplayDfltRMDB unconditionallyどうも libX11 の潜在的なバグのせい、らしい。このリンク先からリンクされている http://lists.gnu.org/archive/html/bug-gnu-emacs/2009-05/msg00633.html で提示されている patch を手で apply することで、xterm.c のコンパイルは通るようになった。
しかし、これで問題が解決したわけではなかった。今度は:
で落ちる。alloc.c:766: error: negative width in bit-field ‘_gl_verify_error_if_negative’
これに関しては……うーん、bug#9713: emacs 24.0.90 alloc.c assertion failure ってやつか? しかしこれって既に trunk には反映されているはずなんだが……と思っていたら、homebrew の gtk+ と pango が update された模様。これがそもそもちょっとアヤしいんだよなあ……ということで、そちらの更新終了後に改めて make してみる予定。