僕がこの20年近くの間、GNU Emacs というエディタを使い続けているというのは、ここでも何度も書いていると思う。今の僕は Linux と Mac OS X 上とで作業をすることが多いので、手元の Mac OS X 端末にも bazaar で更新した最新のソースツリーからビルドした Emacs を入れている。Linux 端末の方は、cron で定期的にソースツリーの更新とビルドを自動的に行っていて、Mac OS X の方は、手の空いたときに行っている(もちろん cron でもできるのだけど)。
で、ふと今日、同じ画面に双方を立ち上げて気付いたのだけど……Linux の方は:
Mac の方は:
Linux の方は ver.24.0.50.1(ここしばらくは見慣れた ver. である)なのだけど、Mac OS X の方が ver.24.0.
90.1 になっているではないか! あれー、今日まで全然気がつかなかった。これって、Emacs-24.1 目前ってことなの?
【後記】Linux の方は cron から bazaar を呼び出すところでエラーを吐いていた。ちゃんと log をチェックしていなかったので今日まで気付かずにいたということらしい。ううう。というわけで先程 Linux の方も 24.0.90.1 になりました。
レポジトリをミラーしていたのだけど、今迄手付かずのままだった LuaTeX-ja をセットアップした。セットアップといっても、TeX Live 2011 が入っている場合はそう手もかからない。
まず、SourceForfe.jp の LuaTeX-ja のページから、もしくは git で LuaTeX-ja の最新版のソースを取得する。これを展開して、luatexja/src を $TEXMF もしくはそれ相当の場所(僕の場合は手元にある git のツリーの src ディレクトリを、/usr/local/texlive/local-texmf/tex/luatexja/ にスタティックリンクした)に置く。これだけで使えるかのように思われそうだけど、実際には BXjscls が必要なので要注意である(「LuaTeX-jaの使い方」にはちゃんとその旨書かれている)。BXjscls に関しては、アーカイブを展開したディレクトリを luatexja/src/ 内(僕の場合は /usr/local/texlive/local-texmf/tex/luatexja/BXjscls/)にでも入れておけばよろしい。
で、使ってみた感想だが……当然だけど、まだ仕事で使うことはないだろう。フォントの扱いとかが強力なので、これを生かせる用途があれば、その辺りから使っていくことになるんじゃないか……と、現時点ではこんな感じである。まあとにかく、別に高度な技術とかがなくてもお試しだけだったら誰でもできるので、機会と機械と環境のある方は一度お試しいただくといいかもしれない。
まず最初に断っておくけれど、以下の話はTYPOGRAFFIT™とは何も関係ないので悪しからず。
先の blog の例文で「漢字仮名混じり文」と書いているけれど、何か違和感を感じたのでチェックして、そのことに気付いて唖然としたのだった。「漢字仮名交じり文」じゃないか! おい、何書いてるんだ→俺!
いい歳をした大人がこんなことをしていたのでは情けない限りだ。訂正しておくつもりだけど、戒めのためにメモっておくことにする。