このところ、とにかく SPAM post に悩まされてきた。とにかく粘着的、かつ時を選ばず行われるのである。そのほとんどは、ns5002025.ip-192-99-17.net というアドレスから行われるのだけど、うちの DNS ではこのアドレスが引けない。どういうこと? と思って調べると、この書き込みが、フランスの OVH というプロバイダがカナダ・モントリオールに持つ拠点に属するアドレスから行われていることが分かった。
で、改めてログを詳細に調べると、この OVH からのアクセスが結構たくさん来ているのである。リストを挙げると、
- ns4006554.ip-198-27-80.net
- ns5001425.ip-192-95-32.net
- ns5001756.ip-192-95-33.net
- ns5001767.ip-192-95-33.net
- ns5001767.ip-192-95-33.net
- ns5001768.ip-192-95-33.net
- ns5001878.ip-192-99-16.net
- ns5002025.ip-192-99-17.net
- ns5002044.ip-192-99-17.net
- ns5002043.ip-192-99-17.net
- ns4009843.ip-192-99-5.net
- ns4009932.ip-192-99-5.net
- ns4009555.ip-192-99-9.net
- ns5000921.ip-198-27-74.net
- ns5000927.ip-198-27-74.net
- ns5001025.ip-198-27-74.net
- ns5001113.ip-198-27-74.net
- ns5001311.ip-198-27-75.net
……こんな調子である。
このアドレス群はタチが悪い。なにせ、IP address に合わせて全て独立したドメインが切られている。これを防ぐために .net ごと切るわけにはいかないわけだ。しかもこれらはうちの DNS では引けない。どういう訳か逆引きはできるようなのだが、ここにリストアップしたものを潰したとしても、イタチゴッコは終わりそうにない。困ったなあ……
本当に OVH からアクセスがされているのかどうかは今一つ確信が持てない。詐称している可能性は低くない。しかし、いずれにしても、ここからのアクセスを禁止するしか術がない。参ったなあ……と思っていたら、ネット上で OVH の持つ IP address のリストを発見した。以下に転載しておく。
deny from 5.39.0.0/17 #OVH 5.39.0.0 - 5.39.127.255
deny from 5.135.0.0/16 #OVH 5.135.0.0 - 5.135.255.255
deny from 8.7.244.0/24 #OVH 8.7.244.0 - 8.7.244.255
deny from 8.18.128.0/24 #OVH 8.18.128.0 - 8.18.128.255
deny from 8.18.136.0/21 #OVH 8.18.136.0 - 8.18.143.255
deny from 8.18.172.0/24 #OVH 8.18.172.0 - 8.18.172.255
deny from 8.20.110.0/24 #OVH 8.20.110.0 - 8.20.110.255
deny from 8.21.41.0/24 #OVH 8.21.41.0 - 8.21.41.255
deny from 8.24.8.0/21 #OVH 8.24.8.0 - 8.24.15.255
deny from 8.26.94.0/24 #OVH 8.26.94.0 - 8.26.94.255
deny from 8.29.224.0/24 #OVH 8.29.224.0 - 8.29.224.255
deny from 8.30.208.0/21 #OVH 8.30.208.0 - 8.30.215.255
deny from 8.33.96.0/21 #OVH 8.33.96.0 - 8.33.103.255
deny from 8.33.128.0/21 #OVH 8.33.128.0 - 8.33.135.255
deny from 8.33.136.0/24 #OVH 8.33.136.0 - 8.33.136.255
deny from 8.33.137.0/24 #OVH 8.33.137.0 - 8.33.137.255
deny from 37.59.0.0/16 #OVH 37.59.0.0 - 37.59.255.255
deny from 46.105.0.0/16 #OVH 46.105.0.0 - 46.105.255.255
deny from 77.111.192.0/18 #OVH 77.111.192.0 - 77.111.255.255
deny from 87.98.128.0/17 #OVH 87.98.128.0 - 87.98.255.255
deny from 91.121.0.0/16 #OVH 91.121.0.0 - 91.121.255.255
deny from 94.23.0.0/16 #OVH 94.23.0.0 - 94.23.255.255
deny from 109.190.0.0/16 #OVH 109.190.0.0 - 109.190.255.255
deny from 109.190.0.0/16 #OVH 109.190.0.0 - 109.190.255.255
deny from 142.4.192.0/19 #OVH 142.4.192.0 - 142.4.223.255
deny from 176.31.0.0/16 #OVH 176.31.0.0 - 176.31.255.255
deny from 178.32.0.0/15 #OVH 178.32.0.0 - 178.33.255.255
deny from 178.236.224.0/20 #OVH 178.236.224.0 - 178.236.239.255
deny from 188.165.0.0/16 #OVH 188.165.0.0 - 188.165.255.255
deny from 192.95.0.0/18 #OVH 192.95.0.0 - 192.95.63.255
deny from 192.99.0.0/16 #OVH 192.99.0.0 - 192.99.255.255
deny from 193.104.19.0/24 #OVH 193.104.19.0 - 193.104.19.255
deny from 198.27.64.0/18 #OVH 198.27.64.0 - 198.27.127.255
deny from 198.50.128.0/17 #OVH 198.50.128.0 - 198.50.255.255
deny from 198.100.144.0/20 #OVH 198.100.144.0 - 198.100.159.255
deny from 198.245.48.0/20 #OVH 198.245.48.0 - 198.245.63.255
deny from 213.186.32.0/19 #OVH 213.186.32.0 - 213.186.63.255
deny from 213.251.128.0/18 #OVH 213.251.128.0 - 213.251.191.255
それにしても、本当に暇で有害な輩というのはいるものである。困ったものだ。
いつものように tlmgr でアップデートしようと思ったら、
Unknown docfile tag: texmf-dist/doc/latex/pythontex/pythontex_quickstart.pdf details=""Quick start" documentation" at /usr/local/texlive/2013/tlpkg/TeXLive/TLPOBJ.pm line 127, <$retfh> line 155550.
というメッセージが出て止まってしまう。んーどうしたものかな、と思っていたら、
http://tex.stackexchange.com/questions/133391/tex-live-manager-crashes-with-unknown-docfile-tagに対策の解説を発見。あーなるほど。ダブルクォーテーションの中にダブルクォーテーションを入れちゃったのね。ということで、該当部分のダブルクォーテーションを除去して解決。しかし、アップグレードを TUG のサイトで行おうとすると同様のエラーが出るのね。まあミラー使ってるんでいいんですけど。
先日のことなのだが、kernel の build をしていたら、shannon-x61 が落ちたのだった。これはまずい。おそらく、ヒートシンクのグリスが劣化しているせいだと思うのだが、どうしたものか……あまり分解・組立てを何度も繰り返したくはないのだが、この場合は仕方がない。覚悟を決めて、ネットで放熱用グリスの性能比較記事などを探していたのだった。
まずグリスを購入しなければならない。最近はナノダイヤモンドグリス(おそらく CVD などで生成したダイヤモンド、というか DLC というか、の粒子を練り込んであるのだろう)が安くなっているので、3グラム程入った注射器型のものを購入する。翌日にはもう届いたので、早速 shannon-x61 を分解した。
最近ファンの調子も悪いので、本当だったらヒートシンクとファンも交換するべきなのかもしれないが、このファンは交換してからまだ日が浅い。猫と一緒に住んでいる以上、この手の補機に負担がかかるのは止むを得ないのだけど、まあこの辺は掃除機でガンガンに吸ってやって再利用することにする。ヒートシンクにやや多め(もともとそういう風に塗られていたので)にグリスを塗り、CPU と GPU に接触させてから筐体を組み上げる。
立ち上げようとすると、FAN Error が出て落ちる。えー、と思い再分解するが、ファンのケーブルのつけ忘れ、なんてヘマはやっていない。うーん。とりあえずまた組み上げて boot するが、ファンの回転数がセンサーから OS に帰ってきていない。おっかしーなー。ファンは一応ちゃんと回っているんだが。びくびくしながら、先日途中で落ちた kernel の rebuild をする。
kernel を更新してみると、今度はちゃんとファンの回転数も帰ってくるようになった。うーん。でも前の kernel でも、分解前にはちゃんと回転数が帰ってきていたんだけど……謎だ。まあでも、とりあえずちゃんと冷えるようになったので、これでよしとしましょうか。というわけで、ダイヤモンドグリスはおすすめである……と、書いておくことにしよう。