ついにこの日がきた。HDD がお亡くなりになったようなのだ。
久しぶりに WIndows を起動しようとしたら、どうやっても起動できない。Linux から mount して中を見ることはできるのだが……ということで、最小限の必要なファイルのバックアップを外部ストレージにとって、該当パーティションをフォーマットして、WIndows の DVD からインストールを試みる……が……ライトできない?何?……あー、できなくなってますね、確かに。
shannon に載せてあるのは 80 GB の SATA HDD だ。あー、これは交換した方がいいだろう、ということで、amazon で調べると…… Western Digital Scorpio Blue 2.5inch 5400rpm 500GB 8MB SATA WD5000BEVT が \4380。これを買いますか……ということで、明日配達されるとのこと。
今日日、SSD にしないなんて……とか言われそうなのでフォローしておくと、UNIX 系の OS の場合は、SSD へのロギングで寿命を著しく縮めてしまう恐れがあるということと、SSD なんかに金を使うゆとりがあるんだったら shannon 自体を update する方が先だ、というのが、今回 HDD にした理由である。しかし、500 GB ねえ……
システムの崩壊から再構築を終えた shannon なわけだけど、新しい Debian GNU/Linux の distribution の名前を反映して、ログイン画面には wheezy/sid と出ている。
Debian の distribution の名前が Toy Story のキャラクター名からとられていることはよく知られていることだけれど、この Wheezy というのは Linux 的にはまさにうってつけのものである。これは Toy Story 2 に出てくる「ペンギン」の名前だからだ。Debian 関係者も、この辺を意識していたに違いあるまい。
ちなみにその wheezy/sid であるが、X と OpenOffice.org に関して依存性の問題が出ている。これに関しては現時点でも改善されないままで、最小単位のパッケージの revision が終わるのを待つしかない状態である。そんな思いをしてまで何故 sid を使うのか?と言われそうだけど、Debian は結構保守的で、sid でないと不都合が出ることを何度か体験しているからだ、としか言えない。もちろん、カタい業務に使うならそういうことは気にしないのだけど、毎日のちょっとしたことでイライラしながら保守的でいるよりは、今回のような再構築のリスクがあっても尚 sid を使う方が、僕にとってはストレスが少なくて済むのである。いや、本当に、それだけの話なのだ。
あ゛ー、やってもーた。sid を使っている以上、特に X 関連の更新時には注意しておかなければならなかったのだが、うっかり apt 任せで X 周辺の環境を崩壊させてしまった。
こうなると、選択肢は2つで、パッケージの更新が完了するのを待つか、システムの煤払いをすることにしてインストールをし直すか、である。うーん。TeXLive の DVD イメージとかも手元にあるし、必要ないくつかのファイルのバックアップだけしてしまえば、実はシステムのリインストイールには然程の手間はかからない。僕はこういうときに備えて /home を独立パーティションにしているので。
しかしなあ。今、sid の daily build の CD image を落としているのだけど、なにせサーバがあるのがスウェーデンなので、落とすのには結構な時間がかかる。これを落としたところで apt-get によるアップデートを試してみて、それで復元できるならそれでよし、まだ駄目だったらリインストール、という方針で進めることにする。
結局、X 周辺のパッケージの改善の見込みがないので、思い切ってリインストールを行った。まああまり問題もなく復旧できたのだが、なんかフォント周辺が……って、M+とIPAの合成フォントが Migu / MigMix に名称変更してるじゃないか!ということで、これらを入れた後、システムのフォント設定を変更する。むー。
先日、原因不明の問題があるのを発見した英辞郎であるが、何か気になったもので、現行の最新版である第五版を購入した。
インストール時には中途半端なライセンスチェックがあるので、一応シリアルを入力。僕は最近あまり使っていない Windows に PDIC / Unicode をインストールしてあるので、そこに辞書ファイルを移してから、PDIC で辞書を一行テキスト形式に変換しておく。次に Linux をブートして、毎度お馴染の ruby スクリプトで sdic 形式の辞書を作成し、sary でインデックスを作成して以前の辞書と差し替える。
検索をかけてみると、今のところは何の問題もなく使用できるようだ……しかし、あれぁ何が原因だったんだろう。本当はちゃんと原因究明しておくべきなんだけど、そう僕も暇なわけではないので。